ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5066,閑話小題 〜何気ない一日の使い方
インドのカースト制度では下流とはいわないで、下層という。固定化して、
それに対して問題意識も無い社会。
ところで堺屋太一の寄稿 ー「健全な格差」とは何かーで、
日本を覆う三つの格差を取り上げていた。
・1つ目は、親の顔 ー人脈格差
・2つ目は、正規社員と非正規社員、つまり大企業や官公庁の組織に入り込んだ
「職縁人」と、そうでない「無縁人」職縁情報格差。
・3つ目は、東京圏と、その他の地方の間の差別。今や日本は、東京の千代田区と
港区に集中した「出島」からしか情報が入らなくなった不便な社会になった。 
(字数制限のためカット 2012年1月27日)
――
2853, 格差世襲  −1
2009年01月26日(月)
ー 貧困とは溜めのない状態 ー
格差について、一昨年の今時分に(2007年01月25日(木)
階級社会ー不平等社会を考える)で取り上げたことがある。
他にも読書日記で幾つかの本を取り上げた。 ところが先日、図書館で、
半年前の08年8月30日号の「週間ダイヤモンド」を見つけた。
 ー「下流」の子は下流? 格差世襲 ー の特集である。
普段の会話ではタブーに近い内容が次々と出てくる。格差といえば差別である。
自分が上位に立っているときは何とも感じないが、下位にたたされて差別で屈辱
を経験した時に格差社会の実態を知ることになる。 差別からくる屈辱は傷になり、
恨みは何時までもまとわりつく。般若の面は、差別の屈辱に対する怒りの顔。
 この特集では、いろいろな視点から格差を調査しているが、
・「育った家庭によって、機会の不平等が生じている」という「格差世襲」の
 残酷な調査結果を示している。
・「まるで溜めのない貧困層」、それに対して 「溜めに包まれた富裕層」
 「貧困とは‘溜め’のない状態」と現実は教えてくれる。
その典型が何も考えない若い人の成り行きの「??婚」。何の経済的な裏づけの
ない人たちの結婚である。ここに夫婦格差が生まれる。 その子どもには両親
以上の教育が施すことなど、出来ようがないのである。
その結果、下流の子は下流になるしかない。 
「溜めのない貧困層」といえば、大阪・堺市の生活保護受給者の四分の一が、
親の世代も生活保護を受けていた。母子家庭にいたっては、四割が‘生活保護二世’。 
また母子家庭の26・4パーセントが十代の出産を経験。まさに貧困の連鎖の構図が
ここにある。 逆に溜めのある人は、溜めのある人と群れるケースが多くなる。
例として最近、医者同士の結婚が多い。 女性が医学部に多く進学するようになった
結果である。また医者社会での結婚のチャンスも多く、二人の給料の総額は莫大になる。
1995年以降に自分でのし上がってきたベンチャー経営者や、専門職を中心にした
新世代の富裕層は、お金より自分の知恵や経験を子どもに相続させたいと考えている。
多額のお金を相続させるより、子どもの教育に金の糸目をつけないのが特徴。
無形の財産を与えることで、子どもにも自分の力で成功を勝ち取るように教えている。
「地位獲得競争ゲーム」に、無形の「出来レース」を与えていることになる。
世界の億万長者のトップのビル・ゲイツ、ウォレン・バフェットとも、資産は子どもに
残すことをせず、その大半を寄付をすると公言している。 
とはいえ、同じ兄弟でも大きな強弱が出来る。           − つづく
・・・・・・
4701,閑話小題 ー夕方がいちばん楽しめるとき!
2014年01月27日(月)
  * 残照の中で! 「日の名残り」カズオイシグロ
<2167, 「日の名残り」読書日記 2007/03/10 >の、
 老執事が旅先の最後の日、桟橋で見知らずの老人と話す場面がよい!
「なあ、あんた、わしはあんたの言うことが全部理解できているかどうかわからん。
だが、わしに言わせれば、あんたの態度は間違っているよ。いいかい、いつも後ろ
を振り返っていちゃいかんのだ。後ろばかり向いているから、気が滅入るんだよ。
何だって?昔ほど仕事ができない?みんな同じさ。いつかは休むときくるんだよ。

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01月27日(火)
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