ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5056,閑話小題 〜つれづれに
ほとんどが問題解決のための技術的な教育に偏り、あらゆる神秘を単なる問題
解決の次元で片づけようとする傾向がありますが、そこに現代社会の大きな
欠陥が隠されているように思えてなりません。 マルセルは、神秘に属する
ときは、自分の限界を認めることが大切だと強調していました。人為を超えた
神秘には、「素直な驚き」「謙遜」「畏敬」「開かれた心」を持って向き会う
のが望ましい姿勢と言えましょう。どうしようもない苦しみにさらされた
ときも、事態をあるがままに受け入れて眺めれば、苦しみに埋没することなく、
新たな段階へと踏み出せるのではないでしょうか。古代キリスト教の教父
と言われるアウレリウス.アウグスティヌスは、十九歳のとき親友を突然病気
で亡くしました。彼は、そのときの苦しみを回顧録で、こう綴っています。
「今や自分にとって、自分自身が大きな謎となってしまった」
ここでいう「謎」とは、あきらかに神秘の次元を指します。同じ十九歳なのに、
親友は死に、自分は生きている。それまで当然だと思っていた親友との日々の
生活が、実は当たり前のことではなかった― この苦しい体験が、彼にとって、
人生の神秘について深く考えるきっかけとなりました。アウグスティヌスが、
西欧の歴史上、最も優れた思想家の一人となったのは、この大いなる神秘に
真剣に取り組んだから・・・》
▼【人為を超えた神秘には、「素直な驚き」「謙遜」「畏敬」「開かれた心」
を持って向き含うのが望ましい姿勢】が良い。色いろ、七転八倒してみて、
「何だ私は、この程度の人間なんだ」と限界を割り切ることが、諦めであり、
悟りになる。この節目時に、腹の底から笑った後に、ドッと肩の荷が下りた。
そのフワフワ感が何とも良い。神秘的だが面白い人生ですか〜
・・・・・
4324, 財政恐慌 −2
2013年01月17日(木)
ー まずは具体的な内容を抜粋してみる ー 『財政恐慌』浜矩子著
≪ ー 今回の質問の内容 −
● 我々は今どこにいるのか ● いかにしてここにきたのか
● なぜ、ここにきたのか ● 我々はどこに行きたいのか
● 行きたいところに、我々はいかにして行きたいのか
◎ まずは、「我々は今どこにいるのか」「いかにここにきたか」「なぜきたか」
□ 今、我々は閉塞感のさなかにいる。 いかにしてここにきたのか・高度成長期
が終わり、ニクソン・ショックがあり、プラザ合意があり、バブル経済を経て、
失われた一〇年に見舞われ、小泉劇場に踊らされ、リーマン・ショックの衝撃を
味わい、格差の深化におののき、衰退国家化することを恐れつつ、ここにきた。
なぜ、ここにきたのか。ここに至る変転の節目節目で、タイミングを逸し、
時流に身を任せ過ぎ、時流に飛びつき過ぎ、変身を恐れたから、ここにきた。
◎ 我々はどこに行きたいのか
□ 我々は、ほっと安心できるところに行きたがっている。デフレや失業や年金
問題や通貨戦争や国々の財政破綻などを心配しなくていい。
そのような安らぎの天地を求めている
◎ 行きたいところに、我々はいかにして行きたいのか
□ 政府は、「新成長戦略」をもってそこに到達するのだと言っている。
だが成長神話は古い。それに、この間を通じて日本経済はそれなりに成長
してきた。ところが、それによって人々が安心することができるように
なっているわけでない。今、必要なのは、成長戦略ではなくて成熟戦略だ。
大きく積み上がった富をいかに上手に分かち合うか。
そのための新しいメカニズムを考案していくことが必要だ。 ≫
▼ アメリカが日本に強いたプラザ合意。国内需要の喚起のため、ばら撒いた
金が不動産投資などバブルを引き起こした。そして5年後のバブル崩壊。
その後は歴代首相が経済成長という幻想を目指すばら撒きの繰り返し。
その結果の膨大の借金。偶発的?に権力を握った二人の元首相がすることは
決まっている。更なる膨大の国債発行。 これが最期のトドメとなる。
・・・・・・
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01月17日(土)
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