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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】
by DIARY
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■重度の歯周病の歯を残すことは海馬の萎縮速度を速める可能性あり
東北大学のプレスリリースから・・・

歯の喪失や歯周病がアルツハイマー病のリスクを高める可能性が指摘されてきましたが、歯周病の歯を残すことと歯を失うことのどちらがアルツハイマー病の初期に生じる海馬の萎縮と関連するかは不明でした。

東北大学病院口腔機能回復科および大学院歯学研究科加齢歯科学分野の山口哲史講師らの研究グループは、コホート研究である大迫研究(注1)(おおはさまけんきゅう)のMRI健診参加者を対象に、歯数や歯周病と4年間の海馬の萎縮速度との関連を解析しました。
その結果、軽度の歯周病では歯が少ないほど、重度の歯周病では歯が多いほど、左海馬の萎縮が速いことを明らかにしました。

この結果は、単に歯を多く残すだけでなく、健康な歯を残すことが重要であることを示しています。
45歳以上の過半数が歯周病を有している日本において、重度の歯周病の歯を残すことが海馬の萎縮を速めるという本研究の結果は、認知症予防の考え方に大きな影響を与える可能性があり、今後はより大規模な研究によって検証を進める必要があります。


注1. 大迫研究:岩手県花巻市(旧 稗貫郡)大迫町で1986年から30年以上にわたり継続している高血圧と循環器疾患に関する前向きコホート研究です。住民の家庭血圧測定や脳MRI撮影を継続して実施している点が特徴です。
歯科検診は2005年から開始し、歯の本数や歯周炎の状態など、口腔内の健康情報を記録しています。
07月06日(木)
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