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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】
by DIARY
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■コロナ禍で歯医者に行ってなかったら−2
昨日の続きです。

コロナ禍で生じた油断
記者の下の親知らずは「水平半埋伏」と呼ばれる生え方で、横向きに伸びていました。

その親知らずが隣の奥歯まで到達し、それらを押し始めてしまったこと、そして、親知らずと歯ぐきの間・親知らずと隣の奥歯の間に歯ブラシが届かなくなり、清掃が十分でなくなったことで、炎症や歯の揺れが進行してしまったと考えられる、ということでした。

記者が最後に歯科医にかかったのは、2019年末。
それまで、親知らずが生えてきたことを自覚したことも、歯科医に親知らずについて何か言われたことはありませんでした。
多くは20代前半までに生える親知らずですが、記者のように30代で生えてくる人も中にはいることがわかっています。

おそらくは運悪く、コロナ禍で生えてきてしまった記者の親知らず。
自覚症状がなく、放置していたおよそ2年の間に、隣の奥歯を「大変な状態」にしてしまったーー。
では、記者の奥歯については、もう取り返しがつかないのでしょうか。

「進行しきってしまった智歯周囲炎でなければ、親知らずを抜歯し、並行して自分の歯並びを理解した上で、治療と、自分でも丁寧にブラッシングを継続すれば、歯周炎を改善し、7番を保存することは十分に可能」とします。

「歯周病の治療としては、歯垢および歯石の除去、ぐらぐらする歯の咬み合わせの調整などを行います。こうした治療が正しく行われれば、プラークが溜まる歯周ポケットは浅くなり、歯周病は改善します。

歯周ポケットがゼロになることは考えにくく、また深くなった歯周ポケットには専門医による治療が必要になりますが、状態をコントロールして、歯周病になった7番を残すことは可能です」

水平半埋伏の親知らずの抜歯は、歯肉を切り開いた上で、顎の骨を削り、歯を割って取り出すなどやや難しい手法でした。

並行して、自分でも歯磨きによるプラークコントロールを実施することになりました。
歯磨きについて「自分では磨いているつもりなのに磨けていない人が多い」と注意を促されました。

結局、歯の周囲に炎症が起きている以上、記者のブラッシングは十分ではなく、今後は入念に歯磨きをすることが必要であることを、強く意識することになった今回の経緯。
一方で、コロナ禍で生えてきた親知らずが原因の一つであるというのは、意外なことでもありました。

特に今回、奥歯のうち片方は、炎症の進行が予断を許さない状態だとのこと。
コロナ禍、歯科受診から足が遠のいている間にこんなことになっていたとは……。
振り返ればあっという間の約2年でしたが、実際に自覚症状に乏しい病気であることが、あらためて怖いと感じます。

もし、読者の中に、記者のように「最近、歯医者に行っていないな」という方がいたら、思わぬ口内トラブルを招かないよう、是非、定期的に歯科を受診することをお勧めします。
06月02日(木)
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