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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】
by DIARY
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■治療から未病に
今夜受講した公演の内容が正にコレ。

Japan Forbes によると・・・

日本人が歯科医院へ行く理由を問われると、大半の人が「虫歯の治療」と答えるだろう。

厚生労働省の調査でも、歯科の受診理由の第1位が虫歯治療となっている。
痛みなど何らかの問題が起こってから病院に行くケースが今でも多いのだそう。
一方欧米では、虫歯や歯周病を未然に予防するための「予防歯科」を目的に通院することが多い。

口腔内の環境が人の健康に大きな影響を与えることは、多くの研究結果からもわかっている。
欧米では口腔内の状態を「健康管理の入り口」と考えることが多いようだ。


■「予防歯科」が普及していない日本

厚生労働省が2016年に発表した「歯科疾患実態調査結果の概要」によると、歯周病の診断指標にもつながる「歯周ポケットが4mm以上」の高齢者は、増加を続けている。
30歳以上から55歳未満で「歯茎から出血した経験がある人」も、実に4割を超えている。

「一度大きくなった歯周ポケットが回復することはありません。歯周病は歯を失うリスクを高めます。歯を失って噛むことができなくなることは、健康的な生活の質にも影響します。だからこそ口腔ケアは非常に重要なのです」

予防歯科で遅れをとっている日本の歯科業界に危機感を覚えている歯科医師も多い。


■12歳の虫歯保有率は10年で激減

課題となっているのが若年層の虫歯保有率の低下だ。

先の「歯科疾患実態調査結果の概要」によると、12歳の虫歯保有率は2005年に58.5%だったのが、2016年には10.3%まで減少している。

一見喜ばしいことのようにも思えるが、今後は、困った事象が発現したら受診すれば良いと勘違いした若者の通院がますます減ってしまうことになる。

欧米のように、口腔ケアによって健康を維持したり、病気になりにくい身体を手に入れたりすることを期待する患者が増えれば、歯科における体験そのものを治療からケア、未病へとトランスフォーメーションできる。

治療が完了した後も継続的に通院してもらえるようになることが目標になります♪

11月26日(金)
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