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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】
by DIARY
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■「いい歯」を保つためにアドバイス
まいどなニュースから・・・
開業歯科医で吉本所属の芸人、パンヂー陳(本名:陳明裕さん)へのインタビュー記事からの抜粋です。
記者:フッ素入りの高い歯磨き粉で毎朝、起きたらすぐに磨くようにしてるんですけど、、、
パンヂー陳:そのフッ素入りの高い歯磨き粉で磨いた後の、うがいはどのくらいしてますか?
記者:ちゃんと、歯磨き粉の味がなくなるまでしっかりと、うがいをシマクリ千代子してますよ。
パンヂー陳:はい、それブー、ダメです!
せっかくのフッ素がお口からなくなっちゃいますので、フッ素入りの歯磨き粉は、控えめのうがいがオススメです。
お口に残ったフッ素が虫歯を予防してくれますから。
記者:へー、そうなんですか。
今までその分、損した気分です。フッ素ってそんなに虫歯予防に効果があるんですか?
パンヂー陳:はい、フッ素には、歯から溶け出したカルシウムやリンを補う再石灰化によってエナメル質の修復を促進したり、歯のエナメル質表面の結晶構造にフッ素を取り込んで酸に溶けにくい性質に変えることで歯質を強化したり、虫歯を作る細菌の働きを弱め、酸の産生を抑えるなどの作用があって、主にこの3つの働きで、虫歯の発生と進行を防ぐんです。
でも、フッ素って、食べ物や水にも結構含まれているんですよ。
記者:へぇー、どんな食べ物に含まれてるんですか?
パンヂー陳:例えば、お肉や野菜、魚介類や、味付けに使う塩とか、食べた後に飲むお茶の葉っぱなどにも、フッ素は含まれています。
記者:ていうか、要は、ほとんどの食品に含まれてるんですね。
パンヂー陳:はい、WHOも「フッ素は正常な骨および歯組織に存在する元素であり、その適当量を摂取することは歯に対して最高のう蝕抵抗性を与えるために不可欠であり、こうした理由によってフッ素は必須栄養素と考えられる」といってますので、毎日摂取する必要があります。
記者:良かったです、私、茶渋で歯が茶色くなるくらいお茶が好きです。
パンヂー陳:記者さんの歯が茶色いのは、歯磨きが悪いだけだと思いますけどね。
アメリカなど諸外国では「フロリデーション」といって虫歯予防のため、水道水に1ppm程度のフッ化物イオンを混入させたりしていますが、日本の水道法の水質基準ではフッ素は0.8ppmを超えてはならないと規定しています。
記者:なんで日本もそれ、やらないんですか?
虫歯が減ったら困るから歯医者さんがそうならんように圧力かけてるんちゃいますか?
パンヂー陳:な、なんちゅう事言うんですか?どっちかっていうと歯科医師会は何とかして虫歯を減らしたいという立場なんですが、いろんな方面からの反対意見が意外とあるんです。
まず取りすぎるとフッ素症といって、歯の表面に白や褐色の斑点ができる事が挙げられます。
でも、これは、あくまで過剰摂取した場合だけでして、厚生労働省のeヘルスネットにも「飲料水中フッ化物濃度が1ppm以下であれば歯のフッ素症の流行がなく、また1ppm前後のフッ化物を含む飲料水はむし歯の発生を大きく抑制する」と書いてますので、この濃度なら大丈夫だと思います。
ただし、日本人は先述のお茶を始め食生活が欧米と違うのでフッ素を過剰摂取するリスクが高いとか、花崗岩が多い地域の地下水を飲料水として併用する場合の過剰摂取リスクをいう人もいます。
実際、私が住んでる吹田市に近い大阪平野北部の北摂山地南麓部一帯などでは、フッ素を多く含有する地下水が存在するという指摘もあります。
水道水のうち、飲料に使われるのは1%程度なので、それ以外は環境汚染源となりえるという人もいますし、米軍統治時代の沖縄で水道水フッ化物添加後、子宮がん発生率が有意に高くなった事例を挙げる人や、ラットの実験での大脳への影響を危惧する向きもあったり、なかなか実現へのハードルは高そうです。
記者:私は、歯磨きせんでも虫歯を防げるんやったらぜひ、水道にフッ素入れてほしい派ですけどね。
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11月09日(火)
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