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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】
by DIARY
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■喫煙と「お口のトラブル」の関係ー1
オトナンサーによると・・・

喫煙には、がんや循環器疾患など、さまざまな健康リスクがあることが知られていますが、特に身近なリスクの一つに「お口のトラブル」があります。


歯周病リスク4.9倍との研究も

喫煙によって、唾液の分泌量が抑制されると、口の中が乾燥しやすくなります。
すると、唾液による殺菌効果や抗菌作用が弱まり、細菌が繁殖しやすい状態になります。
虫歯も歯周病も細菌が原因なのでリスクが上がります。
いわゆる『ヤニ』には油成分が含まれており、これが歯面に付着すると細菌の温床となるため、やはり、リスクが上がります。

また、たばこに含まれるニコチンは毛細血管を萎縮させ、血液量の減少を引き起こします。
結果として、歯周病の症状である歯肉出血を見つけづらくなるので、見た目より歯周病が進行するまで発見されないことも少なくありません。
さらに、ニコチンは細胞の増殖も抑制するため、歯肉が弾力のない硬い組織になり、抵抗力が落ちて、歯周病が進行しやすい状態になります。

虫歯は虫歯菌、歯質、食事など多くの因子が関連しているので、喫煙の直接の影響の割合は歯周病より少なく、喫煙の虫歯に対する影響の研究報告は散見されるのみです。
他方、歯周病に関しては、最も悪い影響を与える習慣が喫煙で、6カ国21研究の中で95%にあたる20研究が『悪影響を及ぼす』と結論づけています。

日本でも、非喫煙者と比較して、喫煙者の発症リスクは4.9倍、受動喫煙者でも2.9倍との研究結果が出ています。

週明けに続きます♪
08月21日(土)
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