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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】
by DIARY
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■顎関節症の治療<3>
読売新聞医療ルネサンスから・・・
『「指3本分」が口開く目安』
さいたま市の契約社員、佐伯美緒さん(19)→
は昨年12月、ランチを食べようとして戸惑った。
「あれっ、口がうまく開かない」
その約4か月前に右の顎がズキズキと痛み出した。
以前、顎をきつく締め付けたことがあったのを思い出した。
痛みは何とか我慢していたが、食事がとれないのはまずいと思った。近くの歯科医院で、東京医科歯科大歯学部病院(文京区)を紹介された。
顎顔面外科教授の依田哲也さんが診察したところ、佐伯さんの口は最大で21mmしか開かなかった。
顎関節症の代表的な症状の一つ「開口障害」だった。
依田さんによると、女性の平均は48mm(男性は52mm)。
45mm以上開く状態にすることを治療目標にしている。
指3本を縦にそろえて入るかどうかが目安となる。
依田さんは、指を入れて痛くなる所まで口を開き、5秒ほど続けるストレッチを行うよう指導した。
佐伯さんは入浴後に取り組んだが、最初は口を少し開けるだけで痛かった。
あきらめずに続けると、1か月ぐらいして口が徐々に開くようになり、現在は目標の指3本が入るまで改善した。
「痛みがあるので口を開けてはいけないと思っていた」と佐伯さん。
実際は、症状が出て1週間ほどは安静にした方が良いが、それ以降も口を開けないでいると、顎の筋肉や靱帯じんたいが硬くなり、余計に開きにくくなるという。
依田さんは「痛いからこそ口を大きく開ける必要がある」と話す。
佐伯さんは一時期、握りずしの1貫が口に入らず、シャリとネタを分けたり、から揚げを小さく切ったりして食べていた。
口を開ける時は下顎を少し前に出すなど、痛みを和らげるために試行錯誤を続けていた。
今も顎の痛みが完全になくなったわけではないが、普通に食べる分には支障がなくなるまで回復。
ストレッチの効果を実感し、現在も続ける佐伯さんは「口は自然にパカッと開くようになった。痛みも早くなくしたい」と笑顔で語る。
一方で「口が開かない」という症状があれば、すべて顎関節症と決まるわけではない。
この症状から疑われる病気には、ストレスが体の症状に出る心身症や破傷風、関節リウマチなどがあり、きちんと診断をつけることが重要だ。
依田さんによると、顎関節症として歯科医院から紹介された患者の2割近くが、別の病気だったという。
依田さんは「顎関節症の痛みや症状の出方は人によって様々だ。
顎関節症と診断されても不安がある患者は、大学病院などで詳しく調べてもらうことも考えてほしい」と話している。
04月19日(金)
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