ID:48089
★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】
by DIARY
[143123hit]
■車いすで飛行機に乗る時は
一連の事件について、色々な方が色々なことを言ったり書いたりされていますが…
最も私@小林が共感したものby鳥塚亮氏を原文まま転載します。
赤組でもなく青組でもなく、アイスクリームの飛行機が車いすのお客様を乗せる乗せないでもめたようですね。
私も長年航空の現場で働いてきましたが、車いすのお客様がスムーズにご利用できることは、ふつうに考えたらあたりまえのことで、今回のアイスクリームさんは、搭乗ブリッジのない沖止めスポットに飛行機を駐機しているにもかかわらず、階段を上れないお客様のための手段を用意しておかなかったというのが、会社側としての敗因でしょうね。
これは言い訳ができないと思います。
通常は、タラップを使用する沖止めスポットの場合は、ハイリフトと言って、移動式のバスのような車にお乗りいただいて飛行機に向かうのですが、飛行機の横に到着すると、通常とは別の入口を開けて、そのバスがググッと上昇してドアの脇にぴたりとくっ付いて、車いすのまま横移動で機内に入れるようになっています。
奄美の空港ではこれが用意できていなかったというのは、航空会社にとっては致命傷です。弁解の余地はありません。
奄美の空港に、本当にハイリフトがなかったのかどうかはわかりませんが、あったとしても1台チャーターするのにお金がかかります。現在いくらかは知りませんが、7000円とか、1万円とか、そこそこいい値段がします。
格安航空会社が、それこそ8000円とか1万円の運賃でお客様の予約を取っているのに、車いすの方が一人いるだけで、乗る時と降りる時の2回にそれぞれ1万円も費用が掛かるなんてことは、会社としては考えてしまうでしょうね。
奄美空港にだってボーディングブリッジを使用するゲートはありますが、そういうゲートに飛行機を入れると、いわゆる着陸料とかスポット使用料が高くなるんです。タラップの沖止めの方が安いから、格安航空会社はそういうところの費用も当然切り詰めてオペレーションを行っています。ということは、コストを考えたら車いすのお客様には乗ってほしくないと、もしかしたらそう考えてるかもしれません。でも、これって、アウトです。
以前に、「車いすのお客様は正規運賃の切符を買ってください。」と言った会社がありましたが、これもアウト。
確かに手間もコストもかかりますが、そういうことを車いすのお客様に意識させたり気兼ねさせたりするのは、少なくとも公共交通機関としては認められません。
車いすだろうが、介助が必要だろうが、気兼ねすることなくご利用いただけるシステムを作ることが公共交通機関である航空会社の使命ですから、ちゃんとやらなければならないのです。
ただし、これはあくまでもお客様の側の理論であって、同じ公共交通機関であっても、飛行機というのは電車やバスと違って様々な規定があって、その規定というのはセキュリティーを守って安全輸送を行うための規定でありますから、多くの場合、お客様にご不便をおかけすることがあるのは皆様ご存知のとおりであって、例えば液体品は持って入ってはダメだとか、手荷物の大きさのサイズが決まっていたりなどということは、そういう規定に基づくものなのであります。そして、その規定というのはお客様が車いすだろうが、介助が必要だろうが、そういう状況を理由に免除されるものではありません。
例えば、車いすのお客様は、機内で座ることができる座席が決められています。
一例を挙げれば、非常口の前のような足元の広い座席は、介助やお手伝いを必要とする方はお座りいただけません。当然車椅子のお客様にも非常口座席はご利用いただくことができません。
お客様本位に考えれば、体の不自由な人には広めの座席を提供した方が、乗り降りも便利だしお手伝いもしやすいと思われるかもしれませんが、これは航空法で禁止されています。なぜなら、緊急事態が発生した場合には、非常口座席のお客様は乗務員の指示に従って他のお客様の避難誘導をお手伝いしなければならないからです。
同じように、車いすのお客様は通路側のお席にお座りいただくこともできません。
ABCと窓側から3席並んでいるような場合は、A席にお座りいただくことになります。
[5]続きを読む
06月29日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る