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by DIARY
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■開花予想って
大阪府立大学の青野靖之先生によると・・・


『気温のデータと計算式が支えた開花予想』

桜の開花予想は、花見が大好きな日本人にとって注目度の高いニュースです。
残念ながら気象庁は、1955年から続けてきた桜の開花予想を、「民間の気象事業者が気象庁と同じくらいの精度で開花予想をしているため」という理由で、2010年から行わないことを発表しましたが、これまではどのように開花予想をしてきたのでしょうか?

1990年代中頃までは、それぞれの気象台で独自の計算方法を持っていました。
それが東京の気象庁で一括して桜の開花予想をすると決めたときに、ある計算式を採用したのです。


『気温と花芽の生長速度で開花予想を立てる』

ある計算式とは、「温度変換日数」を用いた式のこと。
桜の開花予想には気温の推移が重要なデータとなりますが、気温の推移から桜の花芽の生長速度を割り出し、そこで出た数値を足していって開花予想を行います。

桜の咲く気温は15℃と言われます。
そこで温度変換日数では15℃を標準温度とし、そんな日1日に花芽が生長する速度を「1」とします。
それに基づいて毎日の温度や予想温度を用いて、「それぞれの日にどれくらい花芽が生長するか」を算出します。
このとき、花芽の生長速度が日数で表されるので、これを足していくことで、開花日が予想できるというわけです。
通常、合計が23日から24日になったときに開花します。


『微細な気温変化を反映する桜は、重要な指標植物』

日本列島を開花日が縦断するさまは、「桜前線」と呼ばれ、南から北へ上がっていく様子が一目でわかります。
しかし、地域ごとでさらに細かくみると、開花日には差があることがわかります。
例えば同じ地域であっても、海に近い場所の桜より、街なかにある桜のほうが開花は早いのです。
また西や北西にビルか丘がある桜は、冷たい北西の季節風に当たりにくいため、開花がやや早くなります。

わずかな気温の変化にも敏感に影響を受ける桜は、まさに環境を反映する鏡と言えます。
桜は春の訪れだけでなく、私たちに気候の変動を教えてくれる植物なのです。


奥が深いですね♪
01月25日(土)
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