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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】
by DIARY
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■最新科学から再考する歯周治療
昨日のミーティング時の基調講演から・・・

2001年、人類史を俯瞰するギネスブックに
『全世界で最も蔓延している病気は歯周病である。地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない。』と記載されました。

実は未だ、歯周病の全体像は判っていません。
しかし、21世紀の科学はようやく歯周病菌と歯周組織の戦いの様子を明らかにし始めてくれました。

細菌対宿主のせめぎ合いの観点から歯周病の本態を考えるに・・・

歯周病菌は、今まで推測していたよりも遥かに若い時期に口腔内に定着するのだそうです。
歯周局所環境の変化をきっかけに歯肉溝内面に潰瘍が形成され、毛細血管から血液が歯肉縁下プラークに供給された時、20年にもおよぶ潜伏期間を経て、歯周病菌は著しく増殖し、プラークの病原性は一気に高まります。
これが歯周炎発症の瞬間なのだそうです。

歯周ポケット内に血液が供給され続ける限り、歯周炎は持続します。
一方、歯周治療により血液の供給を断てば菌量は激減し、ポケット細菌叢の病原性は発症前のものに復します。
一方、歯周治療が奏功しても、歯周病菌は口腔内に生息し続けるため、歯周病に完治は無い。。。


歯周治療に対して、歯磨きは基本です。
しかしながら、それだけで治ると言い切るような、明らかに誤った考え方をもった人達がいるのも事実で、一人&一人に最近の考え方を説いていくのも我々の使命かもしれません♪
07月23日(月)
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