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On the Production
by 井口健二
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■第38回
製作はほぼ完了しているはずだが、それ以降の作品として、
ソニーが今年の1月に玩具メーカーのマテル社と結んだ契約
に基づく“Hot Wheel”という計画が進められている。   
 この作品は、マテル社が、35年前の発表以来販売を続けて
いるダイキャスト製のミニカーをモティーフにしたもので、
実物サイズに作られた車が活躍する実写作品。そしてその脚
本に、フォックスで製作されるコミックスの映画化“League
of Extraordinary Gentlemen”を手掛けたジェームズ・ロ
ビンスンの契約が発表されている。なお、具体的な物語はロ
ビンスンに任されているということで、現在はまだその素案
作りが進められている段階のようだ。          
 因に、コロムビアでは、夏向けの作品として自動車をテー
マにした作品を連発する計画で、その04年作品には、以前に
紹介した“RPM”が予定されている。そして今回発表の“Hot
Wheel”は、05年の夏のテントポール作品として期待されて
いるものだ。                     
        *         *        
 もう1件、製作再開の情報で、ニコラス・ケイジ主演で計
画されていたマーヴェルコミックス原作“Ghost Rider”の
映画化計画も再開されることになった。         
 この作品は、闇の力に魂を売り渡したオートバイレーサー
の主人公が、彼を愛する女性を守るために闇の力に反抗し、
彼らとの闘いを始めるというもので、一時は、スティーヴ・
ノリントンの監督で、ディメンションが製作し、同社の最高
製作費の作品として計画が進められていた。       
 ところが途中で、ノリントンが“Tick Tock”の監督に引
き抜かれ、結局この作品は9/11によって製作中止になった
ものの、同時にケイジがワーナーで計画されていた、やはり
コミックス原作の“Constantine”に参加するなどで計画は
頓挫、高額の製作費も問題となってディメンションは計画を
断念することになってしまった。            
 その計画をコロムビアが買い取ったもので、同社はVFX
に重点をおいたシリーズ化を目指す作品として、計画を再検
討し、そして今回、その監督を決定して、さらにニコラス・
ケイジの主演も再契約することが決まったものだ。    
 なお監督に決まったのは、やはりコミックス原作の『デア
デビル』が公開されたばかりのマーク・スティーヴン・ジョ
ンスン。監督とケイジの両者が、コロムビア側が提示した脚
本に基づく計画の契約書にサインしたということだ。   
 ただし、今回提示された脚本は、以前にシェーン・サレル
ノが執筆したもので、ジョンスンは撮影開始までに書き直し
をするということだ。また、映画化はコミックスに描かれた
ラヴストーリーの要素を基調にして、レイティングはPG-13
が想定されているそうだ。               
 撮影は、03年末か04年初頭が予定されている。     
        *         *        
 新着の情報で、ブレット・ラトナー監督の次回作としてニ
ューラインから、トッド・ロビンスン脚本による“The Last
Full Measure”という作品が発表されている。      
 この脚本は、リドリー・スコットが96年に監督した『白い
嵐』などを手掛けたロビンスンが、昨年末にニューラインと
契約したもので、名誉勲章も受けたことのある空軍士官が、
自らのリスクも承知で、ワシントンの内幕を暴いたという実
話に基づく物語。ラトナーにとっては『レッド・ドラゴン』
で見せたようなシリアスな演出が期待されているようだ。 
 なおニューライン側は、本作については今年中の製作開始
を期待しているようだが、同社とラトナーの間では、ヒット
シリーズの“Rush Hour 3”の計画も先に発表されている。
ただし後者については、主演2人のスケジュールの都合もあ
り、その都合次第で製作の順番が決まることになりそうだ。
 ということで、ラトナーの次回作の情報だったが、実はこ

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05月01日(木)
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