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On the Production
by 井口健二
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■RUN、銀河英雄伝説(サイゴンC、オーバー・エベレスト、ブルーアワー、盲目のM、MANRIKI、そして、ベル・カント、この星は、夕陽のあと)
チュー。2014年のドラマ『金田一少年の事件簿 獄門塾殺人
事件』などのリン・ボーホン。脚本と監督は元ゲーム会社の
副総裁というユー・フェイのデビュー作。内容では1975年の
『アイガー・サンクション』や1993年の『クリフハンガー』
も思い出した。公開は11月15日より、全国ロードショウ。)
『ブルーアワーにぶっ飛ばす』
(「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2016」にて審査員特
別賞を受賞した企画の映画化で、CMディレクター箱田優子
の脚本監督による作品。2018年8月26日題名紹介『ビブリア
古書堂の事件手帖』などの夏帆と、2019年4月28日題名紹介
『新聞記者』などのシム・ウンギョン共演で、アラサー女性
の生き方を描く。仕事は順調だが心に荒みを感じる主人公は
病気の祖母の見舞いで帰郷する。その旅には親友も同行する
が…。直感的に親友の存在が剣呑だったが、帰宅直後の母親
の発言で状況が判らなくなった。結局その存在には別の解釈
を思い付いたが釈然とはしない。でもまあそんなことは横に
置いといて、女性の共感は得られるのかな。上記の他に渡辺
大知、黒田大輔、嶋田久作、ユースケ・サンタマリア、でん
でん、南果歩らが脇を固めている。それにしても2007年4月
紹介『天然コケッコー』の夏帆がアラサーか! 公開は10月
11日より、東京はテアトル新宿他で全国ロードショウ。)
『盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲』“अंधाधुन”
(芸術性の追求のため盲目を装っていたピアニストが、サプ
ライズで訪れたマンションの部屋で殺人を「目撃」してしま
う。しかしその証言を出来ない主人公にはさらなる追い打ち
が掛り、事態は益々深みに嵌ってしまう。果たして主人公は
周囲を傷つけずに事件を解決できるか…。出演は見事な演奏
を実演するアーユシュマーン・クラーナー。他に2012年12月
紹介『ライフ・オブ・パイ』などのタブー、2018年の話題作
『パッドマン』などのラーディカー・アープテーらが脇を固
めている。脚本と監督は、2014年1月紹介『エージェント・
ヴィノッド』などのシュリラーム・ラガヴァン。踊りはない
が多彩な音楽の聴ける作品で、物語は正に怒涛のように展開
される。少し人死にはあるが、それは仕方ないかな。最初に
「これはフィクションです。」と出て、文字通りそこを堪能
する作品だ。公開は11月15日より、東京は新宿ピカデリー、
アップリンク渋谷/吉祥寺他で全国順次ロードショウ。)
『MANRIKI』
(「ラッセンが好き」などのピン芸人・永野の原案脚本で、
「嵐」のMTVなどを手掛ける清水康彦が脚本監督、斎藤工
の製作出演で作られた、かなり過激な演出も含むブラックコ
メディ。原案は永野がファッションイヴェントに出演したと
きに思い付いたとのことで、日本人女性の小顔信仰を揶揄す
るような作品。それにしても万力何て高校の職業の授業以来
か、大学の卒論研究で工学部の作業所を使わせてもらった時
に観た程度だが、それで指を潰しそうになる恐怖は消えない
ものだ。そんな恐怖心を遺す男性には中々に思える作品だろ
う。共演は永野と音楽監督も務める金子ノブアキ。他に劇団
EXILEのラッパーSWAY、2017年11月26日題名紹介『blank13』
などの神野三鈴、2018年2月4日題名紹介『Sea Opening』
などの小池樹里杏らが脇を固めている。判り難い作品ではあ
るが、これも映画というところかな。公開は11月29日より、
東京はシネマート新宿他で全国順次ロードショウ。)
『そして、生きる』
(東日本大震災を背景に、救援ボランティアで出会った若い
男女の数奇な運命を、有村架純、坂口健太郎のW主演で描い
た作品。8月4日から全6話で放送されたドラマが未公開映
像も加えて2時間15分に凝縮され、映画版として劇場公開さ
れる。幼い頃に両親を亡くし、盛岡で理髪店を営む叔父の許
で育った主人公はいつしか女優を夢見ていた。そして運命の
2011年3月11日は、翌日東京で行われるオーディションに向
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09月22日(日)
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