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On the Production
by 井口健二
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■SPECIAL ACTORS(42ndストリート、プライベート・ウォー、楽園、初恋ロスタイム、影踏み、BLACKFOX、ラフィキ、殺さない彼と死なない彼女)
て、その点は本当に面白く観られる作品だった。公開は11月
8日から群馬県で先行上映の後、11月15日より、東京はテア
トル新宿他で全国ロードショウ。)

『BLACKFOX』
(テレビアニメ『プリンセス・プリンシパル』などを手掛け
るStudio 3Hzの製作で、未来社会を背景に、伝統の忍者の技
と科学技術を駆使する少女、超能力を操る少女らが活躍する
劇場版オリジナルアニメーション。主人公は忍者一族の末裔
で、祖父から忍者の技を学んでいた。しかし本人は科学者の
父の仕事に憧れていた。そんな彼女が暮らす都会の片隅に建
つ忍者屋敷が襲われ、父と祖父も殺される。そして数年後、
少女は忍者の技で生活の糧を得ていたが…。プロローグが少
し長くて、本編が少し物足りないかな。でもまあ本作の全体
がプロローグなら、この先には繋がる作品とは言えそうだ。
なお試写では、ネット配信の実写版忍者ドラマの予告編も上
映され、そちらはアメリカ版『パワーレンジャー』を手掛け
た坂本浩一の監督、武術太極拳世界チャンピオンで、2014年
『太秦ライムライト』などの山本千尋が初主演作のようだ。
アニメの公開は10月5日より、全国ロードショウ。)

『ラフィキ ふたりの夢』“Rafiki”
(2018年のカンヌ国際映画祭ある視点部門にケニア映画とし
て初めて出品されたワヌリ・カヒウ脚本、監督による作品。
地方選挙で父親が対立候補の娘同士が出会い、互いの素性を
知った上で交流を始める。それは2人にとっては未来を見据
えた行動だったが…。それが様々な波紋を広げて行く。出演
はサマンサ・ムガシアとシェイラ・ムニバという2人。男子
に混ざってサッカーに興じるような活発な少女と、カラフル
な髪飾りを付けたおしゃれな少女。特に後者のファッション
も見どころのようだ。という作品だが、実はカンヌ出品作に
も関らずケニアの本国では上映禁止の処置が執られているの
だそうで、そんな各国の考え方の違いにも思いを馳せること
になる作品だ。なお本作が米国アカデミー賞候補になる権利
を得るため監督の行った自主上映には長蛇の列ができたとも
伝えられている。公開は11月より、東京は渋谷のシアター・
イメージフォーラム他で全国順次ロードショウ。)

『殺さない彼と死なない彼女』
(世紀末の作者名でTwitterに投稿された4コマ漫画から書
籍化されたという原作を、2017年6月18日題名紹介『逆光の
頃』などの小林啓一脚本、監督で映画化した作品。学園生活
に興味を失っている高校3年生の男子が、ごみ箱に捨てられ
たハチの死骸を埋めに行くという女子に興味を持つ。そして
自殺願望を持つ彼女と、「死にたいなら俺が殺す」という彼
の付き合いが始まるが…。この他にも全部で3組の物語が並
行して展開される。出演は間宮祥太朗、桜井日奈子、恒松祐
里、堀田真由、箭内夢菜、ゆうたろう。他に金子大地、中尾
暢樹、佐藤玲、佐津川愛美、森口瑤子らが脇を固めている。
実は映画の展開にはちょっと仕掛けがあって、その点は面白
かったが、後半の意外な展開はそれを認めるか否かで評価が
分かれるかもしれない。それがあってこその結末であること
は理解するが。公開は11月15日より、東京は新宿バルト9他
で全国ロードショウ。)
を観たが、全部は紹介できなかった。申し訳ない。

09月08日(日)
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