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On the Production
by 井口健二
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■隠された時間、東京タワーお化け屋敷第3弾「東京タワーに届いた柩」
いる作品だろう。それ以下の作品ではないが、これに手を加
えてもこれ以上にはなりそうもない。公開は9月30日より、
東京は渋谷HUMAXシネマ他で全国順次ロードショウ。)
『パーフェクト・レボリューション』
(2013年1月紹介『暗闇から手をのばせ』に繋がる障碍者の
性の問題を描いた作品。主人公は自らが障害者で自身の著作
を題材に講演活動も行っている男性。その講演は性について
かなり赤裸々なものだ。そんな講演会に1人の女性が現れ、
彼女は主人公の相手になると言って彼の介助を始めるが…。
出演はリリー・フランキーと、2017年2月5日題名紹介『暗
黒女子』などの清野菜名。他に、小池栄子、岡山天音、余貴
美子らが脇を固めている。作品は脳性マヒを抱える活動家・
熊篠慶彦の原案企画によるもので、内容は実話に基づくとさ
れている。脚本と監督は、2014年柳楽優弥主演『最後の命』
などの松本准平。公開は9月29日より、TOHOシネマズ新宿他
で全国ロードショウ。)
『チャルカ〜未来を紡ぐ糸車〜』
(2014年1月紹介『福島 六ケ所村 未来への伝言』の島田恵
監督が核廃棄物の問題を捉えた作品。上映前の挨拶で監督は
「この問題を捉えた作品は初」と言っていたが、確かに従来
は原発問題の添え物のように扱われていたことが多い。しか
し以前に常磐道経由で仙台に行った際、道路脇に野積みされ
た黒い塊を見た者としては、これこそが福島問題の最重要事
項のように思えた。そして本作では、北海道幌延町や岐阜県
東濃地方、フィンランドで建設中の地下処分施設、フランス
の処分計画地などが精力的に取材されている。それぞれの地
元では誘致派や反対派の意見なども紹介され、原状を知る上
でも有効な作品になっている。公開は8月12日より、東京は
新宿K'sシネマ他、全国で上映会が行われている。)
『トランスフォーマー 最後の騎士王』
          “Transformers: The Last Knight”
(2014年7月紹介『トランスフォーマー/ロストエイジ』の
続き。金属生命体の母星が地球侵略を計画し、それを阻止す
べくオプティマスは旅立つ。その一方、地球では復活したメ
ガトロンとバンブルビー率いるトランスフォーマーの戦いが
続いていた。そこにオプティマスが帰還するが…。主演は、
前作に引き続いてのマーク・ウォルバーグ。またジョシュ・
デュアメル、タイリース・ギブスン、ジョン・タトゥーロら
が前のシリーズから復帰。さらにアンソニー・ホプキンスが
新登場している。監督はマイクル・ベイ。今回も上映時間は
2時間30分と長尺だが、IMAX3Dの迫力はその時間を飽きさ
せない。それに最後のシーンはファンには落涙かな? 公開
は8月4日より、3D/2D、IMAX3Dで全国ロードショウ。)
『ジュリーと恋と靴工場』“Sur quel pied danser”
(高級婦人靴のメーカーが製作に協力している靴工場が舞台
のフランス製ミュージカル。主人公は職なし、金なし、彼氏
なしの25歳の女性。そんな彼女がダメ元で応募したのは女性
に夢を与える手造り婦人靴の老舗だった。ところがその工場
に閉鎖の危機が訪れる。そして訳も分からずデモに駆り出さ
れた彼女は…。大昔に『シェルブールの雨傘』や『ロシュフ
ォールの恋人たち』を観ていた僕には、流れる音楽の雰囲気
から王道のフレンチミュージカルという感じだった。物語も
フランスっぽいし、2017年6月25日題名紹介『ロスト・イン
・パリ』にはちょっと退いてしまった僕だが、この作品は文
句なしだ。公開は9月23日より、東京は新宿ピカデリー、シ
ネスイッチ銀座他で全国順次ロードショウ。)
『ザ・ウォール』“The Wall”
(2014年6月紹介『ALL YOU NEED IS KILL』などのダグ・リ
ーマン監督が2007年のイラク戦争を舞台に描くサスペンス作
品。主人公は砂漠の廃墟に潜む敵兵掃討のため派遣されたア
メリカ兵。ところが5時間が経過するも進展がなく、止む無
く廃墟に向った時、思わぬ方向から銃撃される。このため崩
れかけた壁の影に身を潜めた兵士だったが、そこから狙撃手

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07月16日(日)
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