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On the Production
by 井口健二
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■黄金泥棒、Riceboy/ライスボーイ、アギト−超能力戦争−
ジェリナ・ソン、カン・インソン、チェ・ジェンニュル、イ
・ヨンニョらが脇を固めている。
映画の前半では人種偏見に基づく苛めなど、アメリカや日本
でもぶり返しつつあるレーシズムの問題も描かれるが、物語
の本質はそれよりも異国で生きる母子間の愛情を見事に描い
た作品と言える。
それにしても映画の巻頭では、韓国では1980年代まで婚外子
には戸籍も与えられず、そのため海外移住を余儀なくされた
という状況が紹介されたのには驚かされた。現在がどうなの
かは知らないが、儒教思想の影響なのかな。
そんな韓国の中で統一教会が誕生し、日本にも多大な影響を
与えてきたという事実に思いを馳せると、その思想を持って
進出してきた教会を支援し続ける自民党の在り方には考えさ
せられるところもある作品だった。
まあそんなことを訴える作品ではないが、批判的に描いてい
ることは明らかで、直近の選挙結果とも併せて日本人として
はいろいろ考えてしまうところだ。
公開は4月3日より、東京地区はヒューマントラストシネマ
有楽町、Stranger、渋谷ホワイトシネクイント、アップリン
ク吉祥寺他にて全国順次ロードショウとなる。
なおこの紹介文は、配給会社カルチュラルライフの招待で試
写を観て投稿するものです。
『アギト−超能力戦争−』
「仮面ライダー生誕55周年記念作」と銘打たれ、平成&令和
仮面ライダー史上で最高の平均視聴率(11.7%)を叩き出した
シリーズ『仮面ライダーアギト』が甦る劇場最新作。
物語の背景は「アンノウン」との戦いに勝利してから20数年
後の現代。当時最前線で戦った警視庁・未確認生命体対策班
は、その後も敵の再来に備えて訓練なども続けており、その
中には特殊強化装甲服G6を纏う女性隊員の姿もあった。
しかしそこにはG3を纏って仮面ライダーアギトやギルスと
共に戦った氷川誠の姿はなかった。そして対策班には、敵再
来の兆候なしとの判断から解散の決定も下されようとしてい
た。ところがそんなときに謎の事件が起きる。
そこで<Gユニット>管理官の小沢澄子は仮面ライダーアギ
トだった津上翔一に応援を求めるが、今や人気レストランA
GITΩのオーナーシェフとなった津上には「アギトの力」
は甦らない。
それでもそこから氷川の行方に関する手掛かりがあり、氷川
奪還の作戦が巡らされる。その一方で奇怪な事件が頻発して
行く。果たして氷川は新たな装甲服G7を纏って謎の敵と戦
うことができるのか。
出演は要潤を始め、藤田瞳子、山崎潤、柴田明良、升毅、秋
山莉奈、田辺季正、樋口隆則、賀集利樹ら2001年シリーズの
オリジナルメムバーがほぼ全員再登場する。
そして脚本はシリーズのメインライターを務めた井上敏樹、
監督もメイン監督だった田風ウ太という布陣の作品だ。
なお配役では、この他にもかなり重要な役柄で映画初出演の
ギャルタレントやお笑い芸人など、異色とも言える人物も登
場しているが、それらは現在は情報解禁前となっている。
要潤は2001年のシリーズが俳優デビュー作ということで、今
や人気スターの原点回帰という作品だが、実際には要の役柄
は仮面ライダーではないし、言ってみれば2番手の役柄だっ
た。しかし現状では要の主役は譲れない。
その点で本作の脚本は見事にその難題をクリアしている。し
かもしっかりと仮面ライダーにも花が持たされる。そしてこ
れらが巧みに織り合わされている。これは本当に良くできた
脚本だ。そんな点にも満足した。
公開は4月29日より全国ロードショウとなる。
なおこの紹介文は、配給会社東映の招待で試写を観て投稿す
るものです。
02月08日(日)
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