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On the Production
by 井口健二
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■MDGP 2015(ロシアン・スナイパー/タイガー・ハウス/ザ・ファントム/暴走車/悪魔は闇に蠢く/400デイズ)
の捻りも加えられている。ただそれがちょっと辻褄が合わな
いかな? でもまあB級のアクション映画としてはこんなこ
とでいいのだろう。
取り敢えず「モースト・デンジャラス」とは言える作品だ。
公開は11月7日より、東京はヒューマントラストシネマ渋谷
にて上映される。

『ザ・ファントム』“Охота за призраком”
2003年7月紹介『ターミネーター3』で女性型のターミネー
ターに扮したクリスタナ・ローケンが出演する近未来を背景
としたカザフスタン製作の作品。
物語の背景は、犯罪の増加に手を焼いた各国政府が自国民の
頭に位置表示チップを埋め込んでいる未来世界。そのファン
トムと呼ばれる装置は全世界に普及し、開発した会社は世界
のbP企業となっている。
しかしファントムにはいくつかの弊害も発生し、その存続を
巡る国際会議が開かれている最中、開発会社の本社がテロリ
ストに襲われる。しかも捕えた犯人にファントムの埋め込み
のなかったことが判明し、その重要性が謳われるが…。
裏でいろいろ陰謀も絡んでSF的には興味満載の作品だが、
如何せん上映時間91分には話を詰め込み過ぎ。展開もばたば
たで変だなと思ったら、今回の上映は国際版でオリジナルは
2時間の作品だった。アイデアは面白いので出来たら完全版
も観てみたいものだ。
なお主人公の名前がティムールというのは、カザフスタン出
身で2012年8月紹介『リンカーン/秘密の書』などのベクト
マンベトフ監督へのリスペクトなのかな?
公開は11月14日より、東京はヒューマントラストシネマ渋谷
にて上映される。

『暴走車 ランナウェイ・カー』“El desconocido”
最近秀作の多いスペイン製のサスペンス・アクション作品。
本作もヴェネツィア、サンセバスチャンなどの著名な映画祭
に正式招待されたようだ。
主人公は銀行支店長。ある朝、彼が通学の我が子2人を乗せ
て車を運転していると、突然携帯電話が鳴り始める。その電
話で彼は運転席の下に爆弾が仕掛けられ、降りようとすると
爆発すると知らされる。
そして犯人の要求は、警察には知らせないこと(知らせたら
即座に爆破する)と、多額の現金。しかも彼の目の前で通報
しようとした同僚が爆殺される。ところがその爆発で同乗の
息子が重傷を負ってしまい…。
犯人の要求や警察の対応を含めて判り易い内容の作品だが、
何と言うか全体の物語の展開が緩い。それは犯人側の性格付
けの曖昧さなどもあって、その辺で何となく共感を呼べない
作品だった。でも現実はこんなものかな?
公開は11月21日より、東京はヒューマントラストシネマ渋谷
にて上映される。

『悪魔は闇に蠢く』“맨홀”
日本文化排斥時代にリメイクされた『リング』や『黒い家』
では日本版より怖いと言えたコリアンホラー。その流れを受
け継ぐ2014年の作品。
物語の開幕はソウル市内でも繁華街を少し外れた夜の街路。
1人の少女が帰り道を急ぐ前と後で街灯が明滅する。そして
一瞬生じた暗闇の中で少女の姿が消える。そこにあったのは
下水道へと繋がるマンホールの口だった。
その街区ではすでに10人以上の行方不明者が報告されていた
が警察の動きは鈍い。そんな中で停職中の1人の刑事が事件
に興味を持つが…。ソウル市の地下に広がる下水道網を背景
に殺人鬼との対決が始まる。
出だしは1977年『サスペリア』に似たところもあって、中々
の雰囲気が醸し出されていた。しかも物語の主な背景となる
下水道網にはいろいろな仕掛けや罠もあったりしてヴァラエ
ティのある展開となっている。
ただ犯行を繰り返す犯人の意図があまり明確でなく、ここは
もう少し説明が欲しかったな? そこには失われた家族への
思いなどがあったはずで、それを描いたらもっと深い作品に
なったとも思え、勿体ない感じもした。
公開は11月28日より、東京はヒューマントラストシネマ渋谷
にて上映される。

『400デイズ』“400 Days”
2006年7月紹介『スーパーマン・リターンズ』でスーパーマ

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09月27日(日)
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