ID:47635
On the Production
by 井口健二
[470860hit]

■愛しのゴースト、 LUCY/ルーシー
こうして脳が覚醒されたことによる新たな能力を身に着けた
ルーシーは、新型ドラッグの蔓延を阻止し、同時に彼女が選
んだ脳学者の前で自らが脳の限界に挑む道に邁進する。その
先に観えた人類の究極の姿とは…
共演は、モーガン・フリーマン、1999年『シュリ』や2004年
8月紹介『酔画仙』などのチェ・ミンシク。他に2012年11月
紹介『砂漠でサーモン・フィッシング』などのアマール・ワ
ケド、2013年6月紹介『ウォーム・ボディーズ』などのアナ
リー・ティプトンらが脇を固めている。
映画の前半では、登場人物の行動の間に、ドキュメンタリー
映画から抜粋されたような自然界の動物の行動が挿入され、
それはなかなか巧みで面白い構成となっていた。それが映画
の後半になると、一気にSFにのめり込んで行く。
そのSFマインドは完璧とも言えるもので、それはファンの
目からすると爽快でもあった。でも試写会場では、今年5月
紹介の『トランセンデンス』にも意味が判らないという声が
聞こえたようで…。
これでまた「SFは判らない」という評判が立ちそうなのも
心配なところだ。ただ本作に関してはベッソン監督は確信犯
だと思えるから、これも了解としておきたい。5月の作品も
本作もSFファン的には判り易い作品なのだが…。
もっとも本作では『2001年宇宙の旅』へのオマージュと思え
るものが大量に提示されるが、ここまで来るとリスペクトと
いうより呪縛に近いものも感じてしまうところで、SF映画
ファンとしては多少面はゆい感じではあった。
まあその辺もベッソン監督の狙いなのかな。
公開は8月29日から、東京はTOHOシネマズ日本橋他で、全国
ロードショウとなる。

08月17日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る