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On the Production
by 井口健二
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■マン・オブ・S、レッド・ドーン、ワールド・ウォーZ、パシフィック・リム、陸軍登戸研究所、標的の村、リトルファイター、飛べ!ダコタ
アン・パリッキ、2010年9月紹介『デイブレイカー』に出て
いたというイザベル・ルーカス。
そして、期待の若手とされるジョッシュ・ペック、トム・ク
ルーズの息子のコナー・クルーズらが若き勇者たちを演じて
いる。
対する占領軍側は、韓国系で昨年6月紹介『トータル・リコ
ール』などに出ていたというウィル・ユン・リー、台湾出身
で2008年7月紹介『ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝』
などのフェルナンド・チェンらが演じている。
監督は、『スパイダーマン』や『ジェイスン・ボーン』シリ
ーズでスタント・コーディネーターを務めてきたダン・ブラ
ッドリーの劇場公開デビュー作となる。
脚本は、2007年9月紹介『ディスタービア』などのカール・
エルスワースが担当した。

『ワールド・ウォーZ』“World War Z”
映画監督メル・ブルックスの息子のマックス・ブルックスが
2006年に発表した長編小説を、ブラッド・ピットの製作主演
で映画化した作品。
ピットが演じる主人公は、元国連職員で紛争地域の調査を担
当していた男性。しかし世界を飛び回る仕事は家族と共にい
る時間を奪い、それを理由に彼は職を辞していた。ところが
そんな彼に現場復帰の要請が来る。
それは世界中に感染者を増大させるゾンビの蔓延。その根源
地域を探り、感染者の増大を食い止める手段を発見するのが
その任務だ。そして家族の許に居たいとする彼に対し、家族
の安全を担保にした出動命令が下る。
こうして、まずは最初にゾンビの情報を発信した在韓米軍基
地、次には事前に準備をしていたためにゾンビ感染を食い止
めたイェルサレムが調査地として浮かび上がるが…。調査を
進める彼の前に未曾有の惨禍が繰り広げられる。
描かれるゾンビはかなりの高速系で、本来高速系のゾンビは
好きではなかったが、本作に限っては物語の展開に上手く嵌
っていた。特にイェルサレムのシーンでは、活動的なゾンビ
の生態が物語を盛り上げる。
さらに彼の安全を祈る家族の姿など、作り物としての話の展
開も良く出来ている作品だった。
共演は、今年2月紹介『L.A.ギャングストーリー』に出てい
たというミレイユ・イーノス。他にもダニエラ・ケルテス、
アビゲイル・ハーグローヴ、スターリング・ジェリンズら新
人に近い顔ぶれが多く登場している。
また、2005年11月紹介『ホテル・ルワンダ』のファナ・モコ
エナ、昨年7月紹介『声をかくす人』のジェームズ・バッジ
・デール、2010年2月紹介『ハート・ロッカー』のデヴィッ
ド・モース、2008年2月紹介『バンテージ・ポイント』のマ
シュー・フォックスらが脇を固めている。
脚本は、2009年4月紹介『消されたヘッドライン』などのマ
シュー・マイクル・カーナハン。他に2008年12月紹介『チェ
ンジリング』のJ・マイクル・ストラジンスキー、『クロー
バーフィールド』のドリュー・ゴダード、『イントゥ・ダー
クネス』のデイモン・リンデロフらが共同脚本に名を連ねて
いる。
監督は、2011年11月紹介『マシンガン・プリーチャー』など
のマーク・フォースター。今までにも様々な題材に挑んでき
た才人監督が、今回は飛び切りの異常な物語に手腕を発揮し
ている。

『パシフィック・リム』“Pacific Rim”
2007年4月紹介『パンズ・ラビリンス』などのギレルモ・デ
ル=トロ監督が、2008年9月紹介『ヘルボーイ/ゴールデン
・アーミー』以来の脚本・監督を担当した作品。
映画の巻頭に「KAIJU」という語の解説テロップが登場し、
以後はドラマの中でも「カイジュー」という言葉が連呼され
る。その怪獣は太平洋の真ん中にできた裂け目から出現し、
太平洋沿岸の諸都市に襲い掛かる。この脅威に対して人類は
一致団結して兵器を開発。何とかそれを食い止めた。
その兵器とは巨大ロボット。その中には2人の操縦士が乗り
込み、2人は精神のレヴェルで融合し、あたかも1人の操縦
士となって怪獣に立ち向かう。そして主人公はアメリカが開
発したロボットに兄と共に乗り込む連勝の勇者だった。

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07月10日(水)
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