ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File056】外伝Cこうして悲劇は語り継がれる・・・特攻花<j十六夜参りの物語
さて恥ずかしながらATFは、このドラマを観るまで、物語の重要なキーアイテムである特攻花≠ニいう存在をまったく知りませんでした。散々ぱら特攻≠ノ関する映画やドキュメント、あるいは戦記を読んでたつもりだったんですが・・・。太平洋戦争に関する戦記によく登場する植物と言えば・・・やはり菊(菊の御紋、菊水作戦、菊一文字)そして桜(同期の桜、若桜、桜花)出撃する戦闘機を見送る勤労動員の女学生たちが振るのは桜の小枝・・・なんだよなぁコレが・・・最初の特攻隊各部隊名が本居宣長の詠んだ「敷島≠フ大和$Sを人とはゞ朝日≠ノ匂ふ山桜♂ヤ」という和歌に因んだ命名だという事は良く知られた話です。根本は、武士道における潔く散る=桜の花≠ネのですよ。そんな訳ですから、過去黄色い花=特攻花≠ネんて聞いた事はなかったんです、マジで・・・鹿児島じゃ結構有名だそうですが、本当なのでしょうか?一体この特攻花≠フ正体とは何なのか?と容量の少ない&スペックの低い頭で悩むATF・・・ハッ・・・と気付くとその目の前にはパソコン≠ニいう魔法の玉手箱≠ェあってネット≠ニいう無限に広がる情報の海が広がっているではないか・・・以前「外伝Bマイヤー少尉を探し出せ・・・」という名作「戦争のはらわた」に因んだネタをやった事がありました。物語前半部の重要な登場人物でありながら、未だ演じる俳優の名前が解らないマイヤー少尉≠ネットを駆使して探り出そうという壮大・・・かつ安直な企画でした・・・が、残念ながら未だ正体不明です・・・昔、英国の著名な歴史学者は、膨大な歴史資料を基に、自ら英国内からは一歩も出ることなく、遠く中東の遺跡の場所をピタリを言い当てたそうです。それなら星の数ほど膨大な情報が溢れるネットを駆使すれば、謎のひとつやふたつ、どうって事ないじゃ〜ん!(オイオイそのお気楽さで、前回失敗してるじゃんかーッ!)ともかく有数の検索エンジン(Google)を駆使して特攻花≠検索した結果、判明した以外な真実とは・・・
【特攻花∞二十六夜参り≠フ意外な真実・・・】
さて検索の結果・・・出るわ出るわ特攻花▼・・でまとめると大体こんなです。
@【特攻花での検索結果】
ほとんどの場合、鹿児島方面の紹介、旅行記、紀行文、旅の感想等が書かれたサイト・HPで、現地で見聞きした特攻≠ノ関する言い伝えの中に登場するのが黄色い花=特攻花%方の戦地から帰還した軍用機の機体や、搭乗員の服に種子が付着し渡来、飛行場周辺に根付き、特攻(主に沖縄方面)が激化した20年初夏頃に花咲いた・・・というお話が後世鹿児島県下に広がった、らしい・・・です?
その黄色い花=特攻花℃タは菊科コレオプシス属の大金鶏菊=オオキンケイギク≠ニいう花。一見コスモス似ですが、葉の形状が異なります。多年草で高さは80cm程度まで成長。春〜初夏頃に開花。南北アメリカ・ハワイ・アフリカ原産。花言葉は「きらびやか」(あるHPでは「生きなさい」なんてピッタリ・・・でたらめな花言葉≠書いてました)一説によれば明治期より日本に渡来していたらしいですが、現在では戦後渡来説の方が有力・・・。
A【知覧町関連サイト検索結果】
現在知覧の特攻基地跡は農業用地となってますが、周辺には未だ旧特攻基地に関連する遺構が数多く残ってます。しかしドラマに登場する開聞岳≠竍陸軍知覧特攻基地・特攻平和祈念会館≠紹介したHPやサイトには特攻花≠フ名称や記述はほとんど登場しません。知覧町の観光サイトなどには知覧平和公園の桜並木∞特攻観音に供えられる桜の花@L名な知覧武家屋敷の梅の木の白い花やさつき、紫陽花の花%凾フ花々の紹介しか見られないし、町の年間行事にも「二十六夜参り」というような祭りはありません。でもまあ知覧≠ナ検索すると特攻関連のサイト・HPの出る事出る事・・・。こんなにあるのかと思えるくらい。その影には今や観光名勝の感のある特攻平和祈念会館≠フ存在、映画「月光の夏」で一躍有名となった特攻隊員が弾いたピアノ≠フ話、これも映画「ホタル」や人気TV番組知ってるつもり≠ナも紹介された特攻の母∞ホタルとなって戻ってきた特攻隊員の魂≠フ話の影響も同じく大きいのでしょう・・・。
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09月14日(土)
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