ID:46720
North West XPress Daily log Ver.2
by UKOZ
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■搬入とタブレット
えー入稿終わりまして、ほっと一息です。
原稿もってたしばらくの間、ツッコミからメール頂いていたお友達方々ありがとうございました。もう今更返信するのもアレなのでまとめての御礼でおゆるし下さい。いっぱいいっぱいでスミマセンほんと。コミケで会える方々は楽しみにしておりますー。

今日はコミケの搬入荷物を発送しました。集荷に来てくれたお兄ちゃん(081218の日誌参照)に「去年も出されましたよね〜、そろそろこの時期かなって思ってました〜」と超キラキラ笑顔で言われて驚きました。あなた物覚え良すぎです。ていうか覚えてても言わなくて良いからそういうことは…。

それと、購入を検討していたintuos4とプリンストンの液晶タブレットを実際に試し描き出来る店舗でチェックして来ました。結論から言うと、どっちも買い換えるほどの費用対効果を感じませんでしたので保留となりそうです。

intuos4は2048階調の筆圧関知とのこと、Favoの512から大幅なグレードアップになりますし、位置認識も精密になっているらしく、実際に使っているお友達からペン先が動作をかなり正確にトレースすると情報を得てました。が、多分その通りなのでしょうがどうも私には宝の持ち腐れになりそうでした。アナログ時代もスクールペンを使っていたように、私は固いタッチの抑揚のない線が好きなのです。(はやての時は結構無理して強い線を引くようにしていますが)線幅最大4pixel〜最小1pixelの細い描画をするのに、そもそも2048階調も必要な理由がどこにあるのやら(苦笑)、512ですら過剰スペックです。位置認識の方も、私は画面を拡大してpixel原寸表示で100〜300%程度でドット打ち並みの描画するので、元々ズレ幅はとても小さいのでした。店舗で触ってみても、今と同じ描き方をする分には、本当に全く同じ描き味でした(笑)。もっとも、ペインタで描く時はもうちょっと筆圧関知に頼っているので、そちらで試せればまた違った印象だったかも知れません。でもま、キーボードショートカットにも慣れていてファンクションキーを使う必要もないので、まだしばらくFavoでいけそうです。

プリンストンの液晶タブレットの注目点は、モニタメーカーが作っているだけあって、液晶モニタとして色や描画の質がwacomより格段に良く19ワイドと画面が広い点、そして実勢価格が八万程度と安い点です。ただ実際に使っている人のレビューでは、筆圧の調整設定などドライバの面でwacomに大きく劣っているとのこと。
試用してみた感触で最も気になったのは、wacomと違い、タブレット面にペン先を「接触」させただけでは入力と認識しない、という点です。wacomのペン先はほぼ固定で、チップを指で押してもさして引っ込むわけではありません。プリンストンのペン先にははっきりバネの存在を感じます、チップが押し込まれて初めて「入力」となります。これがどういうことかというと、アナログでペンを紙に対して弧で接触させるような「入り」と「抜き」の部分を、正しく認識しないということです。そのせいか、例えば髪の線を引くときのように、シュッと早く浅くペンを滑らせるようにすると五回に一回は入力を認めてくれませんでした。実際に描画が始まってからの筆圧関知はまずまずですが、ほんの少し「入り」の部分が遅いため、どうしてももっさりした感触がぬぐえません。またバネの反発力が強いらしく、軽く画面に当てる程度の筆圧でくるくると長い線を引くと、画面からペン先を離さなくても途中で線が切れてしまうことがありました。
もう一点、wacomの液晶タブレットに比べて、表面の透明板が厚いようです。そのため表示されているポイントと、実際のペン先の接地面のズレをより感じました。ただこれは、実際にCintiqを何年も使っている北条さんは気にならない程度だ、と言っています。
今回の試用はあまりメンテがされていないマシンで、コーレル系の使ったことのないソフトでの描画なので、新品をコミック用ソフトで使うともっと良好な印象を得られたかも知れません。特にペインタやコミスタはソフトの方でも筆圧を設定できるので、ドライバの弱点をカバーできるかも…です。
西UKO 23:39
08月05日(水)
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