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せきねしんいちの観劇&稽古日記
by せきねしんいち
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■感謝の会と稽古場
午後から、富士見丘小学校の卒業を祝う会。
校長室で、先日の卒業公演の感想を子供たちが書いた作文「卒業公演文集」をいただき、午後からの舞台を近くの高井戸小学校の6年生全員が見に来ての感想文集と一緒に読ませてもらう。
高井戸小学校の6年生は、当日、とてもきちんと発表を見てくれていた。
同じ6年生という立場から、「卒業を控えた忙しい時期にすごいと思う」という感想がとてもおもしろい。そのいたわりの感覚。
そして、富士見丘小学校の演劇の伝統を、「200年、300年続けていってほしい」と書いてくれた子、また、「台本も歌も生徒が作っているのがすごい」とか、「一年間かけてつくっているのがすごいと思う」といった感想がうれしい。
舞台の感想の「おもしろかった」ということだけではない、創り上げるまでの背景まで想像してくれているのがとってもすばらしいと思う。
富士見小の6年生の感想もとてもすばらしい。
毎回の授業の後つけていた「演劇ノート」を見ながら書いたんだろうなあと思えるほど、一年間の演劇授業のことをていねいに振り返っている。
僕や篠原さん、健翔さんや渡邉さんが授業の中で言った言葉が、あちこちに顔を出している。言葉を覚えてくれているのはとてもうれしい。
稽古の初めの頃は、あまり乗り気じゃなかったのに、オーディションでやりたい役になれなかったけど、今はあの役を演じることができてとてもうれしかったという感想。
本番を休んでしまった三人の子供たちの感想は特にドキドキしながら読ませてもらう。
2人は本番は出られなかったけど練習もいい思い出だったと書いてくれて、ほっとする。
そして、インフルエンザだった一人の子は練習がどれだけ大変だったかを細かくていねいに書いた最後の一行に「やっぱりやりたかった」と書いていて、とても切ない気持ちになった。
祝う会は、保護者の方が主催と司会進行、体育館に子供たちと一緒に座って、保護者のみなさんの歌や、6年生の歌と合奏があったり。そして、6年生の今と入学当時(orもっと小さい頃)の写真のスライド上映があったり。今の写真には、一言ずつのコメントが。カズマ役を演じた彼は、「将来は俳優になりたい」と書いてくれていた。
一言挨拶をということで、僕からは、演劇は、本番の舞台の成果がすべてということが多いというか常識ですが、富士見丘小学校の卒業公演は、本番の舞台だけではなく、そこに至るまでの練習や話し合いもとても大事なんだなあと、今年は特に思いました。当日見に来てくれた高井戸小のみんなも、そのことをちゃんとわかってくれているのが、すばらしいと思いました。これから、大人になっていくと、結果よりもそこにいくまでの経過が大事なんだということは、なかなかないかもしれません。でも、みなさんは、今回、本番の舞台と同じくらい、そこに至るまでの練習や話し合いをがんばった。そのことの大切さを、これからも忘れないでいってくださいと。
篠原さんからは「兎と亀の競争の話をモチーフに、足の速い兎が油断して、努力を積み重ねた亀が勝つというのがイソップ童話ですが、なんで兎と亀は競走をしたんでしょうね? もし泳ぐことにしたら、亀は楽々と勝ったでしょう。兎さんは走るのが速くてすごいなあ、亀さんはなんてかっこよく泳ぐんだろう、そう思えるのが、演劇だと思います」と。いい話だ。
お母さんたちは、「手紙 拝啓十二の君へ」を全員で歌ってくれた。
そして、子供たちは卒業公演のエンディングの「それぞれの宝箱」を歌ってくれた。今までで一番声がよく出てた。そして、合奏は「宙船」。卒業公演の歌の作曲をがんばってくれた二人の男子が、ドラムとピアノを担当。かっこいい。
そして、全員で歌。グリーンの「キセキ」なんだけど、そんな急に言われても・・・歌ったことないよと思いながら、いただいた楽譜を見つつ、歌ってみる。
最後は、仰げば尊しのピアノが流れるなか、先生方と一緒に子供たちがつくったアーチの間を通って退場。なんだか、僕たちが卒業するみたいだねと言い合う。
記念品として、感謝の言葉が書かれたカードと、ハンカチでつくった花をいただいた。
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03月11日(水)
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