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せきねしんいちの観劇&稽古日記
by せきねしんいち
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■芝居をはしご
また熱を出して、ダウンしていた。Pal'sSharerの稽古をお休みさせてもらい、土浦の花火大会に行く予定もごめんなさいして、家で寝ていた。
それでも、今日は起き出す。久しぶりの外の空気は、ここ何日かですっかり秋だ。まどを開けると金木犀のにおいのする風が入ってくる。外から帰ってきた猫も、同じ匂いをさせている。
今日も芝居を2本。
昼間は、TPTの「ピアフ」。主演は、安奈淳さん。
すっごい昔に栗原小巻さん主演で見た覚えがある芝居。
開演前、受付で翻訳の常田さんに久しぶりのごあいさつ。
ピアフの一生を駆け足でたどっていく。1幕は、ピアフが恋に落ちる男たちが次々登場。ピアフ以外は、ほんとに断片的にしか登場しないから、演じる俳優はとても大変だと思う。むずかしい台本だなあと思う。
2幕は、晩年のピアフが描かれるようになって、ようやく芝居らしくなってきた印象。合間合間に歌われるシャンソンと芝居の部分と、どっちに余計にドラマがあるだろうかと、そんなことを考える。
それでも、終演後はいい芝居を見たなあという気持ちに。
終演後、青山吉良さん、有希久美さん、新井祐美さんにご挨拶。
帰り道、両国駅までの道を聞かれた、年配のご夫婦と駅まで歩く。同じ舞台を見た帰り。
舞台の感想をいろいろうかがう。ふたりでよく舞台を見に行かれるそう。奥さんは、「越路吹雪ドラマチックリサイタル」でコーちゃん演じるピアフを見ているんだそう。「僕は留守番でね」と旦那さん。駅前で別れる。なんだか、とてもいい時間をいただいたような気持ちで、うれしくなる。
夜は、三枝黎嬢が出演している、はなゆうど公演「絢爛とか爛漫とか」(作:飯島早苗)を見に、目白の「ゆうど」というスペースへ。ここは、昔なつかしい日本家屋を建物ごとつかった面白い空間。門を入って、小さな庭を歩いて玄関が受付。
ここで、昭和のはじめのモガたちが登場する芝居をやるというのは、とてもいい企画。
本当の六畳間でかわされる4人のモガのやりとりが、楽しい。
作家や批評家をめざす彼女たちの一年間の物語が、シンプルにそこにいる俳優さんたちの身体をとおして伝わってきた。いいものを見たなあという、今度もまたいい気持ちに。
幕間に、夜の庭を見ながらお茶とお菓子をいただいたのも、気持ちのいいオプションだった。
終演後、三枝嬢と演出の森谷さんにご挨拶。
風邪がまたぶりかえさないように、さくさくと帰ってくる。
10月07日(日)
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