ID:46646
せきねしんいちの観劇&稽古日記
by せきねしんいち
[240471hit]
■「光速マシーンに乗って」千穐楽
昨日の昼間寝てすごしてしまったので、夜中は起きてしまい、そのまま6時半に家を出る。熱はずいぶん下がった。
篠原さん、里紗ちゃん、にいやんと富士見ヶ丘駅で待ち合わせ。
照明のあやさんと合流し、会場になるホールの仕込みを開始。
小学校から、平田さんが、小道具を車でピストン輸送してくれる。
大黒幕をつり、星球を飾って、今日の星空を作る。
園のみなさんが客席を準備してくださって、昼過ぎには準備は終了。
1時に給食を食べてやってくる子どもたちを待つ。
外に面した窓から、みんながやってくるのが見えた。各自、衣装や小道具を持参している。杉浦博士役のマツザワくんは、もう白衣を着て歩いてきた。
14時開演予定なので、場当たりも全部はできない。
一番位置の変更が大きい、ダンスの場面と、全員で歌う場面をつくっていく。
体育館よりふた周り小さい今日の会場は、実はこの芝居にはちょうどいいサイズかもしれない。みんなで練習した歌も、体育館よりずっときれいに響いた。
声もよく聞こえる。ただ、響きすぎてしまうので、そのことに安心してかえって聞こえなくなるのではという心配も。
開演前に、初めての会場で心配がいっぱいあるかと思いますが、思い切って、今日の舞台を楽しんでください。今日のお客さまはお年寄りなので、耳がよく聞こえない方や、目がよく見えない方がいるかもしれません。そのためにも、これまでよりもていねいに「手渡すこと」を心がけてくださいと話した。
開演前の短い時間に、警備員1の役のシマダさんに「笛思いきり吹いてもいいですか?」と質問される。彼女は劇中、他の警備員を集めるためにホイッスルを吹く。お年寄りをびっくりさせないかと心配したのだと思う。「大丈夫。いつもどおりに吹いていいよ」とこたえた。うとうとしてる人が目を覚ますくらいにねと。
14時開演予定の舞台は、お年寄りは会場にやってくるのに時間がかかるということで、15分押しになった。
会場の浴風園は広い施設だ。園内にいくつもの建物が並び、かつての武蔵野はこんなだったんだろうという木立も残っている。
古い趣のある建物は映画やテレビの撮影によく使われるそうだ。
160席用意した客席が三分の二以上(もっとか?)きれいに埋まって、開演。
テンポの速い、台詞の多い、そして、場面の展開も多い、この芝居を、お年寄りのみなさんはとても熱心に見ていてくださった。時に笑い声を上げながら、暖かく。
子どもたちは、準備がばたばたしたせいか、ところどころでトラブルに遭遇しながら、それでも最後まできっちり全員が演じきった。
体育館であったひな壇が今回はないので、その場面の位置は大幅に変更になっている。ダンスや歌の場面、それに犬たちのすみかの場面は、場当たりをしたのだけれど、細かい部分は、説明だけで時間がなくなった。
大切な思い出の中の、歩ちゃんの弟の貴史くんが風邪で寝ている場面。貴史役のミヤザキくんとお父さん役のムラシマくんは、その後、舞台の奥で歩とチョコの場面がある間、体育館ではひな壇の中段で待っていた。今日は、階段がないので、それまでのシーンで貴史くんが寝ていたのは舞台の上、それが奥で歩とチョコの芝居がはじまったら、二人でそっと舞台から降りて、フロアでの芝居に変更してくれた。ちゃんと考えてくれたんだねえとうれしくなる。なかなかできることじゃないと思う。自分のことだけじゃなくて、芝居全体のことを考えられているからこそだ。後で聞いたら、篠原さんもこの場面で感動したと言っていた。
あたたかい拍手をいただいて、お礼としてお菓子のプレゼントを一人一人いただいて、無事終了。僕は、控え室の前で子どもたちに拍手を送った。お疲れさま。
子どもたちは、その後、学校に戻って下校。今週の金曜日に用意していただいた振り返りの時間で、一年間の演劇授業はすべて終了だ。
スタッフの僕らは、すぐにバラしを始める。さくさくと星球を下ろし、照明のふりを元に戻して、小道具の跳び箱やウレタンブロックを平田さんの車でまたピストン輸送。小一時間で終了。
[5]続きを読む
01月23日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る