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せきねしんいちの観劇&稽古日記
by せきねしんいち
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■ワークショップ4日目 青年座スタジオ「なめとこ山の熊の肝」
 昨日に続いて、ファッションチャンネルニュースのMA、「2005春/夏 東京コレクション」のパート。今日は1本なので、さくっと終了。北千住に向かう。

 始まる前にロジャーに挨拶をしたら、こっちにおいでと呼ばれた。
 「ピーター・グリーナウェイの映画は見たことある?」と聞かれて、「『プロスペローの本』ぐらいなら」と答える。ロジャーは「きみはグリーナウェイの映画に出てきそうなキャラクターだね」と言う。へえそうなんだ。
 今日は、はじめに、自由に歩いてごらんと言われて、ロジャーが出した注文どおりのものになってみる。医者、霧、チビ、透明人間、などなど。最後はロジャー・リーズになってみんな歩いた。
 続いて、ロジャーが階下の食品売り場の紙袋からみかんを取り出して、みんなに一個ずつ配る。「このみかんで遊びながら、ソネットを演じてください」
 食べてしまう人、放り投げる人、アクロバットのような動きをする人、トレーナーの袖やパンツの裾から入れて違ったところから出してみるひと、ひたすらミカンで体中をなでるひと、一個ずつの房を床にならべて、足りないので見てるみんなからももらってハートのマークをつくったひと、みんなとってもユニーク。僕は、皮をむいて床にひろげておき、離れたところから、房をひとつずつその皮に投げ入れるというゲームをやってみた。ロジャーには一昨日昨日に続いてまた「ファニー」と言われる。
 続いて、昨日ロジャーに「台詞はどうやって覚えたらいいんですか」という人がいたということで、ゲームをする。「私はスーツケースにちゃんとつめました。○○を」と言って、となりに人に回していく。回された人は、自分で新しい品物の名前を追加していく。どんどん増える品物。まだ名前もちゃんと覚えてないみんなの顔を見ながら、品物の名前を思い出していくことになった。20人の輪をまるまる2回りするまでゲームは続いた。とっても盛り上がる。
 その後、4つのチーム、それぞれ5人ずつに別れて、それぞれのチームで一人の代表のモノローグをみんなで演出するというのをやる。
 僕らのチームは、「十二夜」のヴァイオラをRUMIさんがやることに。「どこで練習してもいいよ」ということだったので、部屋のちょっと外の靴をぬいだりするスペースに集まって、あれこれ言いながらつくりはじめる。
 指輪をどう扱うか、オリヴィアの家はどっちで、公爵の家はどっちかなど、みんなで考え、意見を出し合い、30分の時間ぎりぎりいっぱいでようやく終わりまで通った。
 集まって発表。RUMIさんは最初に発表。とってもイカしてた。
 その後、「ジュリアス・シーザー」、舞台に椅子を置いて、場所と空間の説明。で、やりたい人からやってみようということに。最初にカヨさんがたちあがって、どちらもやりたいけど、キャシアスにすると宣言。ブルータスをほんとにやりたい人はいない?と聞かれて、手を挙げてしまう。
 で、やりました。
 思ったこと。ブルータスは、あんなに早くしゃべっちゃいけないんだ。自分が芝居するよりもキャシアスに芝居させなきゃいけないだ。などなど、反省いっぱい。ロジャーには、「シンはとってもキャシアス向きのキャラだよね」と言われる。僕がやったのはブルータスなんですけど。
 僕らの後にやったYOSHIくんがとてもりっぱにキャシアスを演じた。台本をはなして。すばらしい!
 3組がやったところで今日はおしまい。

 大急ぎで青年座のスタジオに芝居を見に行く。千代田線で一本。「なめとこ山の熊の肝」。
 「なめとこやまの熊」と「グスコーブドリの伝記」をモチーフにした芝居。
 原口優子さんが出演している。
 予備知識がほぼ何もないまま見始めたのだけれど、熊をなんの熊らしい芝居もしない、普通の服装、冬物のコートを着たままで演じていることに、ものすごく心を動かされる。彼らが出てくるたびに、ぽろぽろ泣けて泣けてしかたなかった。
 熊たちが集まってしゃべっているシーンで、母熊と小熊が並んですわっている。

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01月20日(木)
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