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せきねしんいちの観劇&稽古日記
by せきねしんいち
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■左腕
「私たち六年生は・・」と一人が話し始めたとき、その人は全員を代表しているんだから、話してないみんなも、聞いている下級生に話しかけているつもりでいなくちゃねと話す。今日は、誰もいない体育館だけれど、本番では、下級生がいっぱいいるよね。今はいない彼らのことを想像しながら、話しかけていこう。稽古っていうのは、そういう想像力を働かせることでもあるんだよと。
調べ学習の結果、悲惨な戦争の舞台になった国の名前を何人かのグループに別れて、次々、あげていく場面。一人一人で話しているときは、とてもいいのに、このユニゾンで話す短い場面で、ちょっとトーンダウンしてしまう。
まずは、誰がしゃべっているのかわかっておくことが大事だと思ったので、国の名前を言いながら、手を挙げてもらう。これだけで、ずいぶんはっきりしたしゃべり方になった。
「それから日本のヒロシマ」というのが最後のフレーズ。「ヒロシマ」という音は大きな声でしゃべるのがとてもむずかしい。みんなで練習してみる。ヒとシの違いは何だろう。ハヒフヘホと言ってみてもらう。少しお腹に力を入れてみようと話す。
最後にクロアチアの子供達の言葉をしゃべる場面。4人の子供たちが、立ち上がって話す。このときは、「私たち6年生」が下級生に話してるんじゃなくて、クロアチアの子供たちの話を聞いている「私たち6年生」だ。
それまで客席を向いていたのを、この場面は、話しているクロアチアの子供一人一人の方を向いて話を聞こうとアドバイス。
ここまでで授業はおしまい。ほんとに最初の部分だけをていねいにつくったかんじ。また来たときはどんなふうになってるか、楽しみだ。
授業のあと、体育館で、阿部先生、田中先生とお話。オーディションのこともこのときうかがった。デッキを片付ける係りのルイちゃんが、なんとなく、近くで話を聞いていて、帰りたくなさそうにしていた。先生に、早く行きなさいと言われたけど、気持ちはわかる。僕も子供の頃、先生たちの大人の話を、ずっと聞いていたい子だったと思い出す。
その後、校長室で宮校長先生と授業全体についてのお話をさせてもらった。話すことでいろいろなことが見えてくる、いい時間だった。給食、ごちそうさまでした。
夜、左腕が妙に痛い。筋肉痛だ。なんでだろうと考えてみたら、昼間の犬づくりの時間に、段ボールをずっと押さえていたからじゃないかと気がつく。他には左手なんて使ってないし。きっとそうだ。ちょっと情けない。
11月01日(水)
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