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せきねしんいちの観劇&稽古日記
by せきねしんいち
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■杉並第一小学校演劇授業 「許しつづける女たち」仕込み
 健翔さんが旅人、ぼくが北風、平田さんが太陽になって、その場面をやってみた。風の音、太陽の日射しの音(聞こえないけども)をいろいろやってみる。続いて、子供たちも。即興のお芝居だ。楽しそうにやっていたのが印象的だ。初めの固さから、2時間の授業の終わりには、とても柔らかい表情になった子供達。
 最後に、太陽になった気持ちで、全員でエンディングの歌を歌う。
 いい授業だった。思うことがいろいろ。参加させてもらって、ほんとうによかった。
 今日の授業で、はじめのうち戸惑っていた子供達が、集中してきたなと思えたのは、台本を開いてからだ。学芸会の上演台本。オーディションを控えているというのも大きかったと思う。何でやるのかという目的がまずはわかる。ともかく、まずは読んでみるということが、演劇に触れる第一歩としても、ある手応えを与えられるせいだからかもしれない。
 本番の舞台は、富士見丘小学校の学習発表会と重なるので見ることがむずかしいのだけれど、みんな楽しんで思い出に残るいい舞台をつくりあげてほしいと思う。
 授業のあと、体育館にバッグをまるごと忘れたのに気がついて戻る。子供達に「ありがとうございました」と挨拶されて、うれしい。
 昇降口に戻る廊下で、授業に参加していた発達障害の男の子(体育大学の学生さんがボランティアでつきそってくれている)に「さよなら」と挨拶したら、「ありがとうございました」と言ってくれた。うれしい。こちらこそ、どうもありがとう。
 健翔さん、平田さんと別れて、お先に失礼する。
 移動の途中、平田さんからもらった、富士見丘小の子供達が書いてくれた「大切な思い出」の作文を読む。大切な思い出を僕らに教えてくれたことがとてもうれしい。フィクションも実話も含めて、いい話、すてきなエピソードがいっぱいだ。前回の作文、未来の様子とは全然違う、手応えのある、いい言葉がつまっている。電車の中で読みながら、涙ぐんでしまう。きっといい芝居になる。そう思えてきた。

 昼、仕事先に顔を出して、また阿佐ヶ谷へ戻ってくる。
 劇場に行ったら、ちょうど停電中、漏電か?ということで心配したのだけれど、しばらくして問題は解決。
 その後、照明の仕込みが終わるのを待って、シュート。夕方から、転換ときっかけの稽古。段取りの確認が主なのだけれど、短い時間やってもらう芝居がいいかんじで落ち着いていて、安心する。
 夜は、場面の小返し。2場、3場、4場。昨日とは全然違う、きっちりしたやりとりが積み上がっていく。最後に6場の最後をやって終了。
 帰りの電車で爆睡してしまう。

10月19日(木)
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