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せきねしんいちの観劇&稽古日記
by せきねしんいち
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■ワークショップ6日目
パパに出世しろ出世しろって言うようになった。
僕のかわりに王国やお金がほしかったのかな?
もう一人新しい息子を生めばよかったのに。
でも、ママはもう子供はいらないって
こんなに悲しい思いはしたくないって、パパもそう言った。
でも、どんなに偉くなって国やお金を手に入れたって
子どもがいなくちゃまた誰かに取られちゃうんだよ。
それでもいいの? だったら、なんでそんなことするの?
そんなこともわからなくなるくらい、かなしかったの
僕が死んでしまったことが?
僕が死んだのは誰のせいでもない、ただの流行り病
パパとママのせいなんかじゃない。
でも、教えて、僕が死ななかったら
パパもママもあの優しい二人
世界一幸せな、誰もがうらやむ夫婦のまま
歴史に名前を残したの?
ねえ、教えてよ。僕のせいなのかな?
今日もまた日が暮れる。パパもママも来なかった。
そろそろ帰ろう。神様に報告しなきゃ、今日も二人は来なかったって。
神様は、いつも何も言わずににっこり笑って
僕の頭をなでてくれる。じゃあね。

 発表は、とにかく全員が作り上げた人物が間違いなくそこにいて、昨日に続いて、客席に座って見ていた僕たちは、おもしろい芝居を見続けたような高揚感と幸福感に包まれっぱなしだった。
 休憩後、今度は、今のオリジナルモノローグを踏まえて、それぞれの課題のモノローグを演じた。ノンストップで全員が。オリジナルモノローグを発表したのと同じ順番で、間をあけないで次々にという指示。
 僕は、自分のハムレットのモノローグのあと、KAYOさんの「恋の骨折り損」のビローンの演説を聴く貴族としてお手伝い。あらかじめ頼まれていたので。ばたばたと椅子を運んで座ろうとしたら、となりにロジャーが。彼も一緒に貴族をやることに。わお、ロジャー・リーズと一緒に芝居してるよと思いながら、邪魔にならないように、受けの芝居をする。となりにいるロジャーを見ながら、どのくらいまでやっていいんだろうと探ったり。これもとってもおもしろかった。
 全員の発表が終わってから、ロジャーが一人一人に感想と課題を。1週間終わって、来週に向けて、何をやればいいか。僕は、次の気持と動作に行く前に、あらかじめ準備しておくようにと。全体の構成をどう運んでいくか、ポイントとポイントをつなぐ橋をちゃんとかけるようにと言われる。うーん、難しいけど、やりでがある。
 ロジャーは、感情をそのまま出すことはもうやらないようにという。今まではそれでよかったけど、来週からはそうじゃない。大声を出さなくても、ちゃんと感情がそこにあるように。これも難しそうだ。
 最後に、ソネットを「ほんとに話しかけているように」演じて、今日はおしまい。
 終了後に、懇親会を居酒屋で。座敷に30人ほどが座って、わいわい飲みながら話した。
 これまで、ニックネームでしか知らない人たちの素性がわかったりして、びっくりする。
 「ああ、その舞台なら見てた!」みたいなね。
 2時間でさくっとお開き。記念撮影をして解散。
 僕はうち合わせのために高円寺へ向かう。
 千代田線に乗るみんなと一緒にホームで待っていたら、ロジャーが合流。
 ちょこちょこおしゃべりしながら、新御茶ノ水で降りて、高円寺へ。

 うち合わせは7月の演目や今年のこと、去年のことなどを、高市氏と。
 終電までしゃべり、あわてて飛び出す。
 おしいところで終電を逃し、北越谷止まりに。
 タクシーよりはと、台詞を暗唱しながら、線路沿いの静かな道を歩く。
 「十二夜」のヴァイオラの台詞がほぼ入ったので、ぶつぶつしゃべりながら。
 そのうちにやっぱりというかんじでもりあがってしまい、「そうなのよ、女は!」と叫んだところで、すぐ後に人がいたことに気がつく。
 それでも、家に着く頃には確認も終了。ジュリアスシーザーもところどころしゃべりながら帰宅。

01月22日(土)
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