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せきねしんいちの観劇&稽古日記
by せきねしんいち
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■ワークショップ4日目 青年座スタジオ「なめとこ山の熊の肝」
母熊はおしゃれなコートに品のいい羽のついた帽子。小熊は子役がやっていて、普通の冬のちょっとおしゃれな普段着。それでもって、熊の親子としてやりとりをする。もう、この場面は一生忘れないかもしれない。そのくらい印象的だった。
熊を撃って暮らしている小重郎と熊の会話も、見たまんまだと、人と人とがふつうにやりとりをしてる。なんて素敵な演出なんだろう。
村の顔役を演じた津田真澄さんが、いくじなしの息子を叩くところがある。それが、ちっとも芝居芝居した叩きかたじゃなくて、もちろん、叩くふりして蔭で叩く音をさせたりするんじゃなくて、そのことにも感動してしまう。
ここ何日か芝居ばっかりな時間を過ごしていて、僕はちょっと感じやすくなってたのかもしれない。
それでも、まっすぐに心に届く、そして、演劇ならではの表現とおもしろさを信じてる、とてもいい芝居だった。
終演後、原口さんに挨拶して帰ってくる。
電車の中で、ブルータスの台詞を入れようと思うが、なかなか入ってこない。どうしたんだ?
電車の接続がとっても悪いので、北越谷で一度降りて、閉店間際の駅前のスーパーで買い物をする。
家まで自転車で走りながら、台詞をぶつぶつ言っていたら、前のかごにいれていたスーパーのビニールから、さっき買った「桜餅二個入り(50円引き)」が、落っこちてしまい、後輪で引いてしまう。ぐしゃっという音に驚いてあわてて自転車を止める。あたりに広がるさわやかな桜餅の香り。さいわい軽傷だったので、母親と二人で一個ずつ食べる。
01月20日(木)
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