ID:45126
あんた何様?日記
by 名塚元哉
[35281947hit]

■キャップを集めるより普通に寄付した方が手っ取り早い。
ペットボトルふた回収のNPO、ワクチン代寄付滞る(朝日新聞 4月10日)

「世界の子どもたちにワクチンを届けよう」と呼びかけ、
ペットボトルのキャップのリサイクルを進めるNPO法人「エコキャップ推進協会(エコ推)」(本部・横浜市)が
2013年9月以降、キャップの売却益があるにもかかわらず、
ワクチン代に寄付していないことが分かった。
今も同じ呼びかけを続けており、寄付を受けてきた団体から疑問の声が上がっている。

 矢部信司理事長は9日、朝日新聞の取材に事実関係を認め、
「(キャップを集めている協力者を)裏切り、申し訳ない」と話した。
今後の活動方針は近くホームページで明らかにするとした。

 エコ推は07年設立。リサイクル業者を通じて得たキャップ売却益の一部を、
東京都港区の認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」
(JCV、細川佳代子理事長)に寄付してきた。
JCVはユニセフを通じ、ポリオやはしかなど感染症のワクチンを
途上国に届ける活動をしており、エコ推からの寄付が主な財源となっている。


 エコ推は08〜11年には元連合会長の笹森清氏(故人)が理事長を務め、
活動は全国の学校や自治体、企業・労組、市民団体に拡大。
これまで8万5千以上の個人・団体が122億個以上のキャップを集めた。
JCVによると、12年は2700万円、13年は8月末までに
3500万円の寄付をエコ推から受けた。

 エコ推の事業報告書によると、13年度(13年9月〜14年8月)も
売却益など約9千万円の寄付収入があった。
また、キャップを集めた学校などには、ワクチンへの活用を示唆する
「ワクチン○人分」と記載した受領書を今も渡している。

 矢部氏は、寄付をしていない理由について
「障害者施設と連携してキャップのシールをはがしてもらうなど、
リサイクルの仕組みづくりに集中しているため」と説明。職員の待遇改善も進めたという。
今後は「ポリオに限定したワクチン提供をしたい」とJCVとは別の国際団体などに寄付する方針を示したが、
寄付を再開する時期は明らかにしなかった。受領書については「表記を改定する」と話した。

 JCVの収入は年間2億5千万円ほどで、エコ推からの寄付が最大だった。
JCVは昨年12月、エコ推に「寄付がないことの理由を
キャップ提供者に説明する責任がある」などとする内容証明を送付。
伊藤光子事務局長は「ワクチンになると思ってキャップを収集していただいた
人たちのことを思うと、心が痛む」と話す。

■学校現場、驚きや怒り

 「大人が信じられなくなる」「リサイクルの輪ができていたのに」。
NPO法人「エコキャップ推進協会」が1年半もの間、ワクチン代に
寄付していなかったことを知った学校現場からは、驚きや怒りの声があがった。

 エコ推は「キャップ860個で、ポリオワクチン1人分の20円になる」と説明している。
千葉県君津市では「300人の命を救おう」をスローガンに、
5年前から市内の公立の全中学11校の生徒会がキャップを集めてきた。

 27回に分け、計601万個を集めた。最近では今年2月27日。
エコ推から受け取った受領書には「累計でワクチン7193・6人分」と書かれていた。
運動を進めてきた市立清和中の空閑一教頭は
「(ワクチンに使われていないことを)全く知らなかった。
生徒たちが頑張っていたのを知っている分、信じられない」と憤った。

 佐賀県基山町の町立若基小学校の堤博文教頭も「子どもたちに伝えにくい」とため息交じりに話す。
ボランティア委員会の5、6年生を中心に集めてきた。
「大人を信じられなくなってしまうのではないか」と堤教頭は心配する。
校長らと今後、対応を協議するが、
「子どもたちが頑張った事実は変わらない。今回のことは伝えないと思う」と話す。

 福島県郡山市のある市立小学校は昨年11月、エコ推から「特別功労賞」を受けた。

[5]続きを読む

04月10日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る