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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■多くの人に読んでほしい新潮文庫の「知ろうとすること。」
福島県産「購入ためらう」、一転増加 19.6%(朝日新聞 10月2日)

消費者庁は1日、8月に実施した「食品と放射能に関する消費者意識の実態調査」の結果を公表した。
東京電力福島第一原発事故が起きた福島県の産品の購入をためらうと答えた人は
19・6%に上り、今年2月の前回調査から約4ポイント増加。
2013年2月から半年おきに実施してきた全4回の調査の中でも最高となった。

 調査は東日本大震災の被災地と大都市圏の20〜60代の
男女5176人を対象にインターネットを通じておこなった。
福島県産品の購入を「ためらう」と答えた人は、
2013年2月の調査では19・4%、13年8月は17・9%、
14年2月は15・3%と減少が続いていたが、一転して増加した。

 その理由について、消費者庁の板東久美子長官は記者会見で
「分析が十分できているわけではない」とことわりつつ、
「少し前には(原発事故を取り上げた人気漫画の)『美味しんぼ』を巡る
いろいろな議論も報道もあった。それも少し影響しているのかもしれない」と述べた。

データを載せるのであれば、

不安を払拭するためのデータを載せ啓蒙するのもメディアの役目だと思うんですけどね。

そこで紹介したい本があります。

東京大学大学院理学系研究科教授・早野龍五氏と

コピーライターの糸井重里さんの対談本

『知ろうとすること。』(新潮文庫)です。

カバー裏面より
 福島第一原発の事故後、情報が錯綜する中で、ただ事実を分析し、
 発信し続けた物理学者・早野龍五。以来、学校給食の陰膳調査や
 子どもたちの内部被曝測定装置開発など、誠実な計測と分析を重ね、国内外に配信。
 その姿勢を尊敬し、自らの指針とした糸井重里が、
 放射線の影響や「科学的に考える力の大切さ」を早野と語る。
 未来に求められる「こころのありよう」とは。文庫オリジナル。

放射線を怖いと思うからこそ、

声の大きな方や噂や感情に流されず冷静に知るということの大切さ。

内部被ばくと外部被ばくについて分かっていること、

そして、日本では食品から入ってくる放射線量の規制値が他の国よりも厳しく、

時間をかけた詳細な調査によってここまでは安全と分かっているところまでの解説。

科学的で詳細なデータがあっても怖いと思う人に、

どうしたら安心してもらえるかの模索などなど、

対談形式で実にきめ細やかに分かりやすく読みやすい本になっています。

しかもお手軽な文庫サイズでワンコインでお釣りが出るお得感。

早野氏は2011年3月11日震災による原発事故直後から、

放射能や放射線について冷静な視点でツイートをしていて、

私も学ばせてもらって不安も和らいでいたのですが、

その早野氏が出した本で一番読みやすい本だと思います。

大人のみならず中学生ぐらいの子供からにも読んで知ってほしいと思います。

関連リンク:
【ほぼ日刊イトイ新聞『知ろうとすること。』という本について】

(一部抜粋)
いまから1年前、
2013年の9月に早野さんが
久しぶりに「ほぼ日」を訪れて、
「これまでの福島での活動を
 まとめるような本をつくりたいんです」
とおっしゃいました。

ちょうどそのころ、糸井重里は、
「東日本大震災から3年近く過ぎたいま、
 少なくともここまでは確かに言えるという、
 最低限の科学的な知識は
 きちんと伝えていきたい」
と思っていました。

それで、ふたりはいっしょに本を出すことにしました。
どんな本にするか、長く、何度も、話し合いました。

はじめのうち、それは、あまりにとりとめがなく、
まったく結論へ向かいませんでした。
なにしろ、放射線や事故の影響に関して、
なにをどこまで言うか、ということについては、

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10月02日(木)
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