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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■昔から芸能人を語る詐欺はあったけども。
なぜ騙される? アイドル出会い系詐欺116億円(読売新聞 6月17日)

AKBやジャニーズなどアイドル、マネジャーをかたる

 本連載でも繰り返し警告している「サクラサイト商法」の犯人が逮捕された。
アイドルなどの芸能人を装う詐欺に、100万円以上払ってしまった人もいる。
なぜ騙(だま)されてしまうのだろうか?

 ようやく「サクラサイト商法」の犯人グループが逮捕された。
詐欺容疑で逮捕されたのは、東京都新宿区のサイト運営会社
「ウイングネット」の元役員、アルバイトら男女9人。
容疑者らは昨年4〜5月、女性アイドルグループ「AKB48」の元メンバー、
前田敦子さんやマネジャーらになりすまし、
埼玉県内の会社員を運営していた出会い系サイトに登録させた。
この出会い系サイトはメールの送受信にお金がかかり、
合計で136万円を騙し取った疑いだ
(元役員は容疑を否認、アルバイトは容疑を認めているとのこと)。

 「サクラサイト商法」とは、アイドルなどの有名人を装って出会い系サイトへ登録させ、
メールの送受信にかかるポイントの料金を騙し取る詐欺のこと。
この連載でも「『芸能人の悩み聞いて』とだますサクラサイト商法」、
「LINE『無料スタンプ』と『サクラサイト商法』にご注意」などの記事で詳しく取り上げている。
国民生活センターでも「詐欺的“サクラサイト商法”トラブルについて」で警告を出している。

 今回の事件の最大のポイントは、規模の大きさだろう。
サクラサイト商法での検挙では、金額・利用者共に過去最大だ。
「ウイングネット」のグループは、22の出会い系サイトを運営しており、
売り上げは116億円にも及んでいた。
読売新聞の取材によれば、170人ものアルバイトを雇っており、
アルバイトはインターネットやフリーペーパーで募集していた。
雑居ビル4階の約300平方メートルの一室に設置した約50台のパソコンで
利用者とメールを交換させていた。
詐欺のための巨大なオペレーションルームが新宿にあったことになる。

.一点突破の巧妙な仕組み
 芸能人のマネジャーを装ったメールに、なぜ騙されてしまうのだろうか?
 そのポイントをまとめてみよう

●mixiのファンコミュニティー、LINE、Facebookなどで誘導
 芸能人のマネジャーを装ったメッセージは、メールで大量送信しているほか、
特定のコミュニティーやファンページの利用者も狙っている。
mixiなどにある芸能人のファンコミュニティー、ネット上の掲示板などで、
アイドルなどの芸能人のファンを狙い撃ちする。
また、Facebookのプロフィルに書かれた「好きな芸能人」などのデータを使うこともあるようだ。
最近ではLINEのメッセージを使って誘導するパターンも多い。

●芸能人の「悩み相談」
 マネジャーからのメールは「タレントが悩んでいる。
理解してくれているあなたに相談させたい」といった形で連絡を取ってくる。
たとえば、逮捕された事件では、AKB48の前田敦子さんになりすまし、
悩み相談としてメールしていた。
AKB48の卒業、タレント活動の悩みといった形でアプローチすることで、
ファンが同情する心理を突いているわけだ。

●アイドルはネット利用に制限があるので別サイトへ、と誘導
 ここが巧妙なところなのだが、マネジャーは「FacebookやTwitter、mixiなどのSNSでは、
タレントなのでメールのやり取りができない。個人情報も心配だ。
なので安全なこちらのサイトを使ってほしい」と言って、
有料出会い系サイトへ誘導してくる。
ネット露出に制限がかかっているアイドルのファンは、この誘い文句に騙されてしまうようだ。

●アイドルのスケジュールを把握
 逮捕されたウイングネットでは、アルバイトにタレントのスケジュールを公式サイトで把握させていた。
「これからライブです」などと実際の活動に合わせたメールで、
被害者を騙していたようだ。熱心なファンほど騙されてしまうだろう。


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06月17日(月)
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