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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■科学技術立国でありながら科学者や技術者を守らない国と企業
山中教授「まさに日本という国が受賞した賞」(読売新聞 10月8日)
◆ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった京都大の山中伸弥教授の会見要旨◆
何時間か前にスウェーデンから電話で受賞の知らせをもらった。
私とガードン先生の2人の受賞だが、私が受賞できたのは、国の支援のお陰だ。
これは日本という国が受賞した賞と思う。
iPS細胞の基礎となった研究を始めた30歳代半ば、
私は無名の研究者だったが、国からの支援で研究が発展した。
奈良先端科学技術大学院大から京都大に移り、さらに国の研究費をもらった。
それで出来たのがiPS細胞だ。
マウス、人間で成功した後も、国からの支援を5、6年間もらった。
その支援がなければ、今日のストックホルムからの電話はかかってこなかった。
感想を一言で表現すると、感謝という言葉しかない。
国、京都大のほか、iPS細胞を一緒に作ってくれた高橋和利氏、
若い研究者らが助けてくれた。
家族にも心から感謝したい。80歳を超えた私の母に報告できたのが、本当に良かった。
義理の父は医師で、私を留学中から支えてくれたが、今年亡くなり、
報告できなかったのが残念だ。
きっと天国で、25年以上前に亡くなった父と一緒に喜んでくれていると思う。
喜びも大きいが、同時に非常に大きな責任感を感じている。
iPS細胞技術はまだ新しい技術で、医学や創薬で大きな可能性があるが、
まだ医学や新しい薬の開発に役立っていない。
今後、何日間かで、受賞の意味を国民の皆さんにできるだけ私の言葉で話したい。
来週からは、研究の現場に戻り、論文も早く出さないといけない。
それが、このノーベル賞の意味でもある。
過去の業績というよりは、これからの発展に対する期待の意味も大きい。
それに報いるよう、これからも現役の研究者として研究開発に取り組んでいきたい。
ガードン先生との同時受賞が、一番うれしいと言っても過言ではない。
ガードン先生はカエルの研究で、大人の細胞が受精卵の状態に
戻るということを核移植技術で証明した。
まさに、私のしている研究を開拓してもらった。
ガードン先生が実験したのは1962年。私はその年の9月に生まれた。
同時に受賞できたのは、研究者の人生として大きい。ガードン先生もまだ現役で活躍している。
iPS細胞が本当の意味で、医学、創薬の応用に実現できる日まで頑張っていきたい。
京大・山中教授「iPS細胞」でノーベル医学生理学賞(スポーツ報知 10月8日)
会見では国への感謝を口にしたが、決して研究資金が潤沢だったわけではない。
iPS細胞そのものが対象ではないが、09年には、科学技術関連事業の予算が
「事業仕分け」され、削減や見直しが相次いだ。
その際、山中教授は批判と不安の気持ちを述べている。
今年3月には、研究資金の“カンパ”を訴え、アピールするため、京都マラソンに自ら出場した。
現在も年10回ほど渡航し、資金面など環境が整っている米国で研究している。
この日、会見場では野田首相から祝福の電話が入り、
教授は「国を挙げて支援していただいたおかげです」と答えていたが、
胸のうちには複雑な思いがあったのかもしれない。
関連リンク:
山中伸弥教授が鳩山由紀夫に研究費を3分の1に減らされた所為で
自らマラソン出場しカンパを乞う破目に陥っていた事が判明!
山中教授がカンパを募っている「ジャスト・ギビング・ジャパン」です。
京都大学iPS細胞研究基金
山中教授の会見は、聞いているこちらが恐縮してしまうような素晴らしい会見でしたね。
民主党によって研究費をごっそりと削られても、
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10月09日(火)
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