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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■『総員玉砕せよ!』を読み戦争の不条理と先人への感謝の気持ちを噛みしめる。
今週の『ゲゲゲの女房』は、

水木先生の戦争体験を語るストーリーで進行し、

ついに、自身の戦地での体験を基に描いた『敗走記』と

『総員玉砕せよ!』が劇中に登場しました。

水木先生を2年にもわたり長期密着取材をしたノンフィクション作家の足立倫行氏は、

この作品を戦争マンガの最高傑作で、

これ1冊のみだけでも漫画家・水木しげるの名前は何百年も語り継がれる作品と評しています。

水木先生自身、このマンガは実体験を基に90%真実を描いたと言っているように、

派手な戦闘のシーンはほとんどありませんが、

緻密に描写された絵からは迫力や緊迫感、

生々しいほどの悲壮感が、とてつもないほどに読者に迫ってきます。

自身もモデルとしてマンガに登場していますが、

そのモデルは物語の最後に米兵に撃ち殺されて、総員玉砕して完結します。

マンガの中で自分を殺したのは、

作品を描くにあたり登場させた戦地で亡くなった多くの戦友に対して、

せめてもの償いの表れと、

わずかな違いで生死が別れる理不尽な戦争を表現しているのだと思われます。

また、理不尽な戦争に対する怒りの感情を込めて描いるのですが、

ところが、物語はあまりにも淡々と進むので、

ステレオタイプで単純な「戦争はよくない」みたいなメッセージを詰め込んだ

ありがちな反戦漫画やドラマなんかよりも心に迫るものがあります。

やはり、従軍して激戦地で生き残った水木先生の体験漫画は重みが違います。

ちなみに、この作品は、フランスでも遺産として後世に語り継ぐべき作品と

芸術遺産賞を受賞しました。


「芸術新潮」8月号より


「みんなこんな気持ちで死んでいったんだなあ
 誰にみられることもなく 誰にも語ることもできず…
 ……ただわすれさられるだけ…」

いつも、このセリフを見ると胸に迫るものがあります。

戦地で散った多くの日本兵も同じような気持ちで亡くなっていったのでしょう。

だからこそ、忘れないように、戦争を語り継ぐということも大事ですが、

兵士の方々への慰霊を私たちはもちろんのこと、

国こそが、ちゃんとするべきではないでしょうか。

中国や韓国からクレームを受けても、

総理大臣は毅然とした態度で、

誰にみられることもなく誰にも語ることもできず死んでいった先人にたいして、

その死を無駄にしない、反省と責任を感じる、反戦への気持ちを確かめ、

日本の平和への礎となったことに感謝をするためにも、

多くの御霊が祭られている靖国神社へ参拝し、

慈しみの気持ちを形で表わすべきではないでしょうか。

過去に亡くなった先人を大切にしないのは、

今の時代に生きる私たちも大切にしないのと同義なのですから。


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08月21日(土)
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