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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■最上級エンターテインメントに仕上がっている『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を観に行ってきました。
エヴァは1995年放送のリアルタイムの第壱話の放送を見て、
その衝撃ぶりに「これはただ事ではない!とんでもない作品だ!」と、
どっぷりとハマッてしまった一人です。
エヴァは、スタイリッシュな映像と難解なシナリオ、
キャラクター、音楽、など評価が高く、
オタクはもちろんのこと、サブカル君やポストモダン人に、
普段、アニメを観ない普通の大人までを巻き込んだ一大ムーブメントになりました。
(どちらかと言えば、社会現象になったのは、本放送の後の再放送からですが。)
テレビ版は物語と作品が徐々に破綻していき、
全ての謎が未消化のまま終了。
テレビでは完結できなかったことで生まれた
物語を完結させるための劇場版が、
新興宗教のプロパガンダ映像みたいな映画で、
失望や嫌悪感を抱いてしまって、
あれ以来、エヴァは心の中に封印していたつもりなんだけど、
(映画完結編までの、あの長く続いた異様な熱気は、
あれはあれで貴重な経験になってますが。)
そのエヴァがリメイクされると知って、
あの当時の熱が蘇えりつつ、
それでも前作の『新劇場版・序』はDVDで見たわけですが、
(ちなみに、 『序』は明日(3日)に金曜ロードショーで放映されますよ。)
今回は、「劇場で観るべし!」との声が多かったので、
劇場に行ってきました。
(朝一の平日の上映にもかかわらず、長蛇の列でした。)
映画は興奮&感動で存分に楽しませてもらいました。
作品はリメイクなのですが、
『序』はテレビ版の壱〜六話をなぞっただけ+αだったけれど、
『新劇場版:破』は、ストーリーはテレビ版の八〜拾九話にあたりますが、
タイトルに「破」とついているように、
リメイクというより、古いテレビ版のすでに完成されたストーリーを破壊して、
再構築しなおして、新しい要素をふんだんに取り入れ、
新しい結末に持っていこうとしています。
キャラの性格もテレビ版と違って、
皆が生きることに前向きになっているように思えます。
昔のエヴァが好きな人は好きな人で、別の楽しみ方が出来て、
リメイクというより新作と言ってしまってもイイかもしれませんね。
使途との戦闘は圧倒されっぱなしの連続でドッと疲れました。
過去の哲学的要素や宗教など難解なものを取り込んだエヴァと違って、
色んな人に受け入れやすい作品になっているのではないでしょうか。
まあ、庵野監督の性格上、旧作とは違って、今後の展開が、
多くの人に受け入れられる作品となって完結するかどうかは分かりませんが、
次回の『Q』も楽しみになってきました。
最後に、すでにご覧になった人にだけ分かる話ですが、
劇中で流れる「今日の日はさようなら」はトラウマソングになりました。
「いつまでも絶えることなく友達でいよう」
「今日の日はさようなら、また会う日まで」
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、あんな絶望的なシーンで、
歌が流れるのですから、これから先の人生において、
この歌を聴くと、条件反射的にあのシーンを思い出してしまうでしょうね…。

07月02日(木)
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