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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■子供にケータイは必要?
波紋呼ぶ橋下大阪府知事の「ケータイ校内禁止令」
大阪府の橋下徹知事が表明した「ケータイ禁止令」が波紋を呼んでいる。
来年3月までに、政令市を除く府内の公立小中高校で、
携帯電話の持ち込みや校内での使用を禁じるという方針。
ネットいじめや交流サイトを巡る犯罪など、
子どもとケータイの「つきあい方」に悩んできた教育現場では歓迎する声があがるが、
一方で、「既に普及してしまったものを今さらダメといっても……」
と戸惑う声もでている。
◆現場からは歓迎と戸惑いの声◆
「現場を後押ししてくれる発言。ありがたい」
大阪府枚方市のある中学校校長は、橋下知事の方針を高く評価する。
授業中は机の下でメールばかり。
顔を上げたと思えば今度は携帯で教室内を写真撮影−−。
そんな生徒たちに手を焼き、学校への携帯電話の持ち込みを禁じたのは数年前だ。
だが、持ち込む生徒は今も後を絶たず、保護者を呼んで注意すると逆に
「他校では許可しているのに、うちはダメなのか」と抗議されるという。
「これからは保護者にも『府全体で決まっていることだ』と説明できる」
と校長は歓迎する。
一方で、これまで多くの学校で校内使用が認められてきた高校には、
戸惑いの声も広がっている。「家庭との緊急連絡に必要では」
「部活の連絡に使っているケースもある」−−。
ある府立高校の場合、携帯が普及し始めた数年前に学校内の公衆電話は撤去されている。
「生徒を納得させることができるだろうか」。この高校校長は、説得に不安をのぞかせる。
府が一律禁止の方針を固めた背景には今年7月、
府内の小中高の児童生徒計約1万3600人を対象に実施した調査結果があった。
これによると、1日に3時間以上携帯を使う中学生は18・2%、
高校生は29・5%。「メール受信時、3分以内の返信」を
心がけている中学1年生は17・1%、小6でも16・8%もいた。
1日101回以上メールを送信するのは、
最も多かった高1女子では8・0%に上った。
◆和歌山県などが「一律禁止」◆
悩んでいるのは大阪ばかりではない。
読売新聞で全国の都道府県・政令市の教育委員会に聞き取り調査したところ、
回答のあった61教委のうち、5県4市の教委が携帯の使用や持ち込みについて
統一的な規制を導入していた。和歌山県の場合、2002年2月から、
小中学、高校での持ち込みを禁止。川崎市や三重県なども校則の
「学習に必要ないもの」に携帯を含める運用をするなどして、一律禁止にしている。
しかし、これ以外の教委では、学校ごとの対応に任せているのが現状だ。
「行政が一方的に持ち込み禁止と言っても、無理がある」とする仙台市では
「各家庭の事情を踏まえて市の指針を策定したい」とする。
年内に予定していた携帯使用のルール策定も、
保護者らの意見を慎重に聞くため、越年させることにした。
◆高い普及率、実効性に疑問◆
内閣府の調査では、小学生の31%、中学生の58%、
高校生の96%が携帯電話やPHSを利用しているという。
教育関係者の間では、「これだけ普及しているのに、
学校で禁止するだけで実効力があるのか」との疑問もくすぶる。
今年10月から、小中学校への携帯持ち込みを原則禁止することにした横浜市でも、
「既に普及していることを前提に、家庭と連携し、使うべき場所や時間など、
携帯との上手なつきあい方を教えたい」としている。
ある府内の中学校長は、橋下知事の方針を評価しながらも、
「学校内での規制だけでは不十分」と話す。
同校では昨春から学校への持ち込みを禁止したが、
今も学校裏サイトには「死ね」などの書き込みが続き、
生徒間のトラブルは絶えない。「携帯のルールをどう学ばせるか。
『携帯教育』はまだ始まったばかりだ」
(読売新聞 12月5日3時9分)
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