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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■なんとか還元水
松岡農相 新たな疑惑「光熱水費」 年間500万円計上

不明朗な事務所費支出、政治資金収支報告書不記載に続き、
松岡利勝農相に「光熱水費」という新たな疑惑が持ち上がっている。
松岡農相の東京の事務所は、電気代も水道代も公費で負担している議員会館しかないのに、
資金管理団体に年間500万円前後を計上している。
松岡農相は「(光熱費がかさむのは)ナントカ還元水のようなもの。
確認して必要ならお答えをしたい」と国会で述べたが、
9日の閣議後会見では「適切に報告している」と繰り返すばかりだった。

 松岡農相の収支報告によると、ただのはずの議員会館に05年は
約507万円の光熱水費がかかっている。
同年、熊本県菊陽町のテナントビルに入居する自民党熊本県第3選挙区支部
(代表=松岡農相)の光熱水費は約38万円、
熊本県内に3カ所の事務所を賃借している松岡利勝後援会は約66万円だ。
 政治資金規正法施行規則による光熱水費とは
「電気、ガス、水道の使用料及びこれらの計器使用料等をいう」を指す。
「事務所の維持に通常必要とされるもの」と定義が不明確な事務所費と
比べれば極めて明快で、不正な支出を組み込む余地は少ないとみられている。
実際、東京の事務所が議員会館以外にない議員の多くは
光熱水費「ゼロ」と報告している。
 この日の閣議後会見では、報道陣から「1本5000円の(ボトルの)水
を飲んでいて、それを計上していると聞いているが」と質問が飛んだ。
松岡農相は「内容に関することなので差し控えたい」
「今、水道水を飲んでいる人はいないでしょう」などとはぐらかし、
公務を理由に約15分で会見を打ち切った。
「ナントカ還元水」とは、浄水器のようなものを指そうとしているとみられる。
 松岡農相の地元事務所の内情に詳しい男性は8日
「光熱費がそれほどかかるとは思えない。
表に出せないカネの処理に回った可能性もあるのではないか」と述べた。
政治アナリストの伊藤惇夫さんは「あまりにずさんな会計処理としか言いようがない。
明らかにうそだと分かって強弁を繰り返すなら、大臣の資格はない」と語った。
 窮地に追い込まれた松岡農相だが、安倍晋三首相は8日夕、
記者団に「法令にのっとって報告していると松岡大臣は答弁している。
大切なのは法令にのっとっていること」とかばった

(一部省略)

 ◇不明朗な事務所費、政治資金収支報告書未記載…疑惑次々 
 松岡農相は就任前後から、次々に疑惑が表面化している。
農相の資金管理団体は、賃料のかからない議員会館にしか事務所がないのに、
05年に3359万円▽04年3166万円▽03年2632万円の
事務所費を計上していた。地元・熊本県にある政治団体
「松岡利勝後援会」も05年に4023万円の事務所費を計上していた。
 福岡県警の捜索を受けた資産管理会社の関連団体WBEF(福岡市)から
パーティー券を購入してもらったが、政治資金収支報告書に報告していなかった。
今年1月には、この団体のNPO認証に絡み、
昨年3月に秘書が内閣府に審査状況を照会していたことも明るみに出た。

 ◇水道の蛇口に浄水器見当たらず 民主党議員が確認
 民主党の芝博一、蓮舫両参院議員は9日朝、松岡農相の議員会館の事務所を訪ねた。
松岡農相は5日の参院予算委で高額の光熱水費の使途について
「なんとか還元水や暖房が含まれる」などと答弁しており、確認するのが目的だった。
 秘書は「本人が不在で対応できない」などと入室させなかったが、
水道の蛇口に浄水器などは見当たらなかった。

(毎日新聞 3月9日17時21分)

ほか関連ソース:
毎日新聞(3月10日):<農水省>松岡発言「水道水飲む人いない」に苦情7件

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