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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■ナショナリズムの克服は無理。
11月9日付:朝日新聞 新戦略を求めて
ナショナリズム越える道、まず日本が歴史を直視
アジアでは人やモノ、情報の流れが加速し、国境の壁がどんどん低くなっている。
一方で、ナショナリズムが高まる傾向があり、
歴史問題を発端に中国や韓国で反日感情も強まった。
ナショナリズムの悪循環を絶ち、「東アジア共同体」づくりへと
駒を進めていくために、日本がなすべきことは多い。(論説委員・隈元信一)
日本の課題
・感情的な衝突が起きないよう、まず日本が歴史と向き合う。
侵略の反省を行動で示す。
・誤解の増殖を防ぎ、お互いの理解を蓄積していく。
そのために、情報発信、人的交流を強化する。
・アジアの多様性を生かしながら、市場の力と互恵の実益を重視して
共同体づくりを進める。
■くすぶる感情的火種──日本の歴史問題、中韓刺激
中国、韓国は日本と似ているようで、ずいぶん違う。
象徴的なのが戦争の記憶がよみがえる日だ。日本が終戦の8月15日なら、
中国は9月18日。日本の侵略戦争の発端となった満州事変が起きた日である。
今年は75周年。日本軍が鉄道を爆破した瀋陽の現場近くで記念式典が開かれた。
「国辱を忘れるな」。勇ましい演説が響く会場周辺に1万人が集まり、
「日の丸」を焼く者もいた。
しかし、目についたのは警官1000人による厳戒ぶりだ。
昨年の「反日デモ」は初め黙認状態で、またたく間に中国全土に広がった。
「愛国」も大事だが、過度なナショナリズムは警戒しなくてはならない。
そんな配慮があったのかも知れない。
その後、安倍首相が中国と韓国を訪問した。北朝鮮の核実験もあって、
日中韓は協調の度合いを強めたが、感情的な火種はそのまま残っている。
ナショナリズムは内向きの意識を強め、外に対して攻撃的な姿勢に陥りやすい。
どう克服するか、今こそ考えておくべきだ。
なぜいま、ナショナリズムが高まっているのだろうか。
「当然の現象」と松本健一・麗沢大教授は言う。
「東西冷戦が終わり、グローバル化が進む世界では、
自分の国はいったい何なのか、という問い直しが起きる」
日本では、「失われた10年」の経済停滞で不満がうっ積し、
それが歴史問題などで日本を批判する中韓への反発につながっている面もある。
いわば、「うっぷんナショナリズム」(竹内行夫・前外務次官)だ。
他方で中国のナショナリズムを、上海師範大の蕭功秦
(シアオ・コンチン)教授は「反応型民族主義」と呼ぶ。
日本で教科書や靖国神社の問題が出ると、
中国で歴史の記憶が反応を起こす、というのだ。
韓国の崔章集(チェ・ジャンジプ)・高麗大教授は、中韓の反応が
「防御的民族主義」であることを日本は理解すべきだと指摘する。
「アジアの中で日本が最初に民族主義で近代化され、
朝鮮半島を植民地にして中国まで膨張した。
それに対抗する形で、中韓の民族主義が成長した」。
だから、民族主義は日本との関係でくっきりと現れることになる。
中韓では、複雑な内部事情もからむ。中国は、13億の民を束ねるために
「愛国」を強調しすぎると、「反日」や「反米」のエネルギーが政府批判に
転じかねない。50を超える多民族を抱えていることから、
民族主義が国家統合を脅かす恐れもある。
分断国家である韓国の民族主義は、北朝鮮との統一を意識する。
核実験後も「制裁は同じ民族への対決宣言とみなす」と北朝鮮に
牽制(けんせい)されるなど、ナショナリズムが固有の意味を含む。
市場の力でアジア諸国のつながりが深まる一方で、
日本と中国、インドと中国の間などでさや当ても続く。
そこへ過度なナショナリズムが加われば、経済統合の足かせになりかねない。
■ネット普及と交流加速──誤解の増殖、防ぐ知恵を
ナショナリズムが過剰になるのを防ぐには、誤解の増幅を避け、
お互いの理解を蓄積していく必要がある。
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11月10日(金)
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