ID:45126
あんた何様?日記
by 名塚元哉
[35275283hit]
■頭の中で怪獣大戦争マーチが流れる・・・。
訃報:伊福部昭さん91歳=作曲家 映画「ゴジラ」も作曲
「ゴジラ」などの映画音楽、北海道の原野を思わせる
雄大な民族色豊かな交響的作品などによって幅広い人気を持つ作
曲家、伊福部昭(いふくべ・あきら)さんが8日、東京都内の病院で死去した。
91歳。自宅は世田谷区尾山台2の7の7。葬儀の日取りなどは未定。
北海道・釧路生まれ。北海道帝大専門部卒。
アイヌ音楽や樺太のギリヤーク民族の音楽を研究、
「民族の特異性を経て普遍的な人間性に至る」ことを作曲理念に据え、
ほぼ独学で民族色豊かな作品を作り出した。
1935(昭和10)年、「日本狂詩曲」でパリのチェレプニン賞に入選。
同曲は翌年米国でも演奏され、国際的な脚光を浴びた。
来日したロシア出身の作曲家、チェレプニンに近代管弦楽法を師事。
「土俗的三連画」、「オホツク海」など独自の交響作品を次々に完成させた。
時代の趨勢(すうせい)にかかわりなく民族的な作曲姿勢を貫き、
「釈迦」などを作曲。東京音楽学校講師、東京音楽大学学長などを務め、
故・芥川也寸志、故・黛敏郎、松村禎三、
故・石井真木、三木稔など多くの作曲家を育てた。
また、約400曲の映画音楽を作曲、なかでも54年、
東宝映画「ゴジラ」では、重厚な行進曲風のテーマで強烈な印象を与え、
以来「ゴジラ」シリーズの多くの音楽を担当、大きな人気を得た。
ここ数年、体調を崩していた。「ビルマの竪琴」で毎日映画コンクール音楽賞。
紫綬褒章。勲三等瑞宝章。03年に文化功労者。
(毎日新聞 2006年2月9日 1時13分)
------------------------(引用終了)---------------------------
父に連れられて行った『空の大怪獣ラドン』と
『モスラ対ゴジラ』(どちらもリバイバル上映)が
初めて観た怪獣映画で伊福部先生の曲を耳にしたきっかけでした。
あの時の、血沸き肉踊るような燃え滾る興奮を忘れられず
気がつけば怪獣オタクになって今に至っております。
ゴジラのテーマはもちろん、怪獣大戦争マーチ、
轟天号のテーマやL作戦マーチ、巨大なる魔神、
地球防衛軍にGフォースのテーマにマハラモスラ・・・挙げていったらキリがないほど、
伊福部先生の作る怪獣音楽はどれも心が弾み、
音楽を聴けば、その名シーンが脳裏に思い出されるほどに、
DNAに深く刻み込まれてます。
その音楽を聴くだけで、その映画を連想させる
映画音楽は邦画の場合圧倒的に少ないと思います。
ハリウッドだとスターウォーズとかジョーズとかインディジョーンズとか
ロッキーとか色々ありますし、ヨーロッパ映画も多いですが、
邦画だと日本中の老若男女のほとんどが知っているのは、
ゴジラのテーマや寅さんのテーマに宮崎アニメくらいではないでしょうか。
この中でも海外で一番有名な邦画映画音楽はゴジラくらいかもしれません。
ゴジラのテーマと怪獣大戦争のテーマは、
伊福部先生の名前をご存じない方もゴジラを観た事がない人でも、
きっと、どこかで耳にした事があるだろうから、改めて偉大さを感じます。
数々の名曲をありがとうございました、伊福部先生。
あの世で円谷英二&本多猪四郎監督や田中友幸さんと楽しく過ごしてください。
謹んでご冥福をお祈り致します。
おまけリンク:
日立の「つくろう」CM(宇宙大戦争のマーチが使用されています。)
ミレニアムゴジラベスト / 伊福部昭 東宝特撮映画傑作集(曲の一部が聞けます。)
◆衆院予算委、再開ずれ込み=民主が自民質問に反発
[5]続きを読む
02月09日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る