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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■田中真紀子は悪いのか?
今日は風邪ひきお休み期間中リクエスト第2弾で
「田中真紀子は悪くないのか?」をテーマに書いてみようと思う。

今回のNGO問題の件に関して言えば、実際のところ彼女は責められるような事は何もしていない。
しかも鈴木氏の働きかけが外務省にあったことは動かしようのない事実だ。
誰が悪いのかわかりきっているのに、それを「喧嘩両成敗」と言っても国民が納得しないのは当たり前。
これは小泉首相の大失態と言ってもなんら大げさではない。
小泉人気を生み出し支え続けた田中氏の更迭。

田中氏の首を切るのなら、これまでにも幾度となく機会があったはずだ。
外相として、具体的な成果をあげたかといえば疑問符がつくからだ。
国民が彼女に最も期待していた外務省改革でも機密費の全容解明については、
官僚の抵抗を理由に、結局は中途半端なままで切り込めなかった。
外相の本業として最も重要とされる、外国要人との折衝などでは、
アメリカの要人・アミテージ国務副長官との会談をキャンセル、
ロシア・イワノフ外相との電話会談をドタキャン、
パウエル国務長官との電話会談を3日間も待たせたなどなど失態ばかり。

だが、このNGO排除問題に限って言えば、
政治家の行政への介入と、自民党の族議員主体の歪んだ政治構造に切り込んだ田中氏の
問題提起は的を得ている。
「旧来の自民党政治の否定」は、小泉首相の国民への約束である。
しかし、まさかの更迭劇になってしまった。
これじゃあ、今までと同じだと言われてしまっても小泉首相は仕方がない。

田中氏は最初、NGOの代表が鈴木氏の関与を明確に表明した事で、
事務次官ともども鈴木氏を追い落とせる千載一遇のチャンスと勝負に出た。
しかし、相手は国会運営のプロ。逆にまんまと嵌められてしまった。
つまり、国会審議で野上次官からの確認事項として、
NGO排除は鈴木氏の要請を受けて決められたと暴露し、口火を切ったのは田中氏。
だが、言ったという張本人の野上次官がその事実関係を全否定した事で、攻守が逆転してしまった。
排除問題が、いつの間にか「言った」「言わない」の水掛け論にすり替えられ、
国会審議を混乱させた責任を問われ、田中氏は追い詰められてしまった。
折悪く国家の命運を握る国家予算の審議中。
この不況下に予算成立が遅れれば、それこそ政権の危機に繋がりかねない。
人質≠取られれば、外相切りの選択肢しか小泉首相にはなかった。
国会を舞台にした戦いとなれば、首相の決断は橋本派の手の中にあるも同然だ。
国会混乱の収拾を図る名目で進退伺いを出した鈴木氏は、
外相のクビを取ったことで、自民党内で男≠上げ、
邪魔者の消えた外務省への影響力は今以上の強みを増す結果に。
機密費詐取事件の責任を問い、歴代4事務次官をクビに追い込んだ
外務省の宿敵≠ニ刺し違えた野上氏は外務省の中で早くもヒーロー∴オいに。
田中氏は自民党にいる限り大臣に就けることは、もうないだろう。
自民党議員としての政治生命≠ヘ事実上終わったのだ。
これから彼女にとって「第二の政治家人生」が始まる。どこでどのようにかは
乞うご期待といったところか。

TVのワイドショーでは連日、
小泉首相の今回の処断に疑問を投げかけている。
ワイドショーから生まれたとも言える小泉内閣が、
そのワイドショーによって追い詰められるとはなんとも皮肉である。
小泉内閣に異常な期待が集まったのは、
「もう小泉さんしかいない」という切迫感が国民にあったからだ。
経済を始め、問題が山積しているのに、その最後の政治カードがその効力を失いつつある
日本はいま、崖っぷちに立たされている。
TVのあやふやな支持率に感化されることなく、
小泉首相が失敗したら日本が滅びるかもしれない、と言う事を考えて
我々は自らの責任と意思をもって「支持」「不支持」を言わなければならないはずだ。



↑お腹減ったな〜。






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02月06日(水)
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