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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■Perfume 8th Tour 2020「P Cubed」in Dome
一生懸命に言葉を選んで話している姿が印象的でした。

あ〜ちゃんもかしゆかも泣いているところに自分まで泣いてしまうと

3人とも号泣してしまい進行できないとの気持ちで泣くのを我慢していたのではないでしょうか。

この3人の気持ちに寄り添い支え合うバランスの良さもPerfumeの魅力のひとつですよね。

今回のツアーはなんといっても曲の構成がとても素晴らしい。

事前にベスト盤『P Cubed』に収録された52曲のなかから

ライブで披露してほしい5曲を選ぶアンケートを取っていたので

セットリストがその結果を反映したもので人気の曲しか披露されないという

誰でもが満足できるものだったと思います。

私は5曲のリクエストしたうちの3曲が選ばれていました。

ただ、私の中で一番披露してほしいSweet Refrainが選ばれたのは嬉しかったのですが、

またしてもメドレーに入ったショートバージョンになってしまいました。

Sweet Refrainのフルサイズをライブで観るまで死ねない!!

演出に関しては最初にPerfumeがステージに登場して披露されたGAMEは

1stツアーGAMEの冒頭を再現するようにヒールの足音が聞こえて3人が登場する演出で始まりました。

他にも過去のライブを彷彿とさせるような演出がてんこ盛りで、

Perfumeのライブに何度か行ったことのあるファンなら当時の思い出が

走馬灯みたいに溢れてくる演出でした。

セットもよく考えられていて素晴らしかったですね。

円形のドームを活かしてどの角度からでもステージが見えるように

観客席に対して対角で据えるようにアリーナのステージが組まれ

今回のアルバムコンセプトであるCUBEを上手く取り入れていました。

アリーナ正面のステージだけでなく、

中央や後方のお客さんにも十分楽しめるように

edgeから3人それぞれが離れた場所で巨大なCUBEに乗って登場。

このCUBEがゆっくりと移動して奥へと進んで行くなかを踊りながらパフォーマンス。

自走する巨大なCUBEはアリーナからだと見上げるほど高いのに柵もなにもないから

見ているこちらは踊っている最中に落ちやしないかヒヤヒヤ。

そして中央で巨大なCUBEは合体してひとつになる。

そこで披露される「再生」

edgeの誰だっていつかは死んでしまうでしょうからの再生である。

このツアーはReframeで解体し再構築したPerfumeの再生なんですね。

ポリリズムの過去ライブ映像を流す演出には泣かされました。

Perfumeがこれまでやったツアー映像だけでなくNHKの紅白などの番組や

サマソニなど野外フェスなどの映像も多数使われていたので、

Perfumeが真面目にやってきたからこその証として、

この演出に快く協力してくれた人たちの多さにも感動したのです。

今回のドームライブはここ最近のツアーに比べて演出がとても見やすかったです。

最先端テクノロジーを使った演出もその演出が前に出すぎて目立ちすぎている

これまでのライブよりもPerfumeの引き立て役として目立ちすぎずさりげなく支えている感じで。

FPツアーから引き算していった演出がさらに上手くまとまって成功していました。

ライブ最後は「MY COLOR」

歌う前に曲名を言わなくても、あ〜ちゃんの「せーの」の一声だけで

数万人の手がタイミングバッチリに一斉に上がる瞬間と光景はいつも感動します。

ずっとPerfumeを好きでいて良かったと思えた今回のツアー

それだけに千秋楽が行われず消化不良のまま終わってしまったことだけが、

誰も悪くはないとはいえ、やっぱり心のどこかにモヤモヤとして引っかかっていることは確かです。

でも、Perfumeそのものが終わったわけではないので、

次のライブでこのモヤモヤを発散させたいです!

だからこそ、一日でも早く新型コロナウイルスが終息して

日本を含めて世界全体が落ち着いてくれることを願うばかりです。


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03月03日(火)
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