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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■長年の研究で、ここまでは安全・ここからは危険と分かっている。
「福島県を助けることが埼玉県民の心意気」との上田知事の言葉は、
福島県に注がれる温かな視線を実感させてくれる。
 一方で、小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」に掲載された漫画
「美味しんぼ」の問題は残念であり、腹立たしい。
4月28日発売号で主人公らが第一原発を訪れた後に鼻血を出す場面が描かれ、
元双葉町長が「福島では同じ症状の人が大勢いますよ」と発言している。
原発事故と鼻血にあたかも関係があるかのような印象を与える。
双葉町は「大勢いる事実はない」と元町長の言葉を否定、小学館に抗議文を送った。
 5月12日発売号では元町長が鼻血の原因を「被ばくしたからですよ」とし、
福島大准教授は「除染をしても汚染は取れない」と話している。
 個人的見解を取り上げたことで、本県の実情が誤って伝わる恐れが生じている。
復興への努力を台無しにしかねない。
風評という暗黒の海に投げ出され、
光の見える海面近くまで懸命に浮き上がってきたところを金づちでたたかれたようなものだ。
12日に県が科学的な根拠を示して反証し、
偏らない客観的な事実を基にした表現とするよう強く申し入れたのは当然だ。
 そもそも作品の意図が分からない。編集部は議論を深めるためと説明する。
県民と支援者の心を傷つけ、復興に使うべき貴重な時間と労力を
抗議や反論のために浪費させて何が議論か。

「美味しんぼ」問題 県内温泉旅館などで団体旅行キャンセルも(福島14/05/13)(FNNニュース 5月13日)

漫画「美味(おい)しんぼ」で、福島第1原発を訪問した主人公が鼻血を出す描写。
さらに、「今の福島に住んではいけない」などの表現がされたことに、
福島県が抗議した問題の影響が広がっている。こうした描写がされてから、
県内の温泉旅館で、キャンセルが発生していることがわかった。
観光客は「きのうは、蛇の鼻(本宮市の)。その前は会津の...若松」と話した。
全国から観光客が訪れる、福島市の飯坂温泉。
観光客は、「全然気にしない」、
「(美味しんぼについて、どんなふうに思いました?)漫画までしなくても」、
「ひどいと思いました。そんなにね、言わなくてもいいじゃんって思いました」などと話した。
「美味しんぼ」の描写を、多くの観光客は気にしていない様子だが、
飯坂温泉のある旅館では、数百名の団体客がキャンセルするなど、
影響が出ているところもある。
旅館関係者によると、美味しんぼの表現を気にした保護者の反対で、
県外の学校の団体客数百人が、宿泊をキャンセルしたという。
ほかにも、漫画の影響とみられるキャンセルが10件ほど確認されていて、
温泉街からは、怒りの声が上がっている。
つたや旅館(飯坂温泉)の佐藤 ひとみさんは「今まで、一生懸命頑張ってきたことが、
台なしになってしまいかねないので、本当にやめてほしいと思います」と話した。

福島を代表する「円盤餃子(ギョーザ)」の店では客足が戻っていて、
2014年は、2013年より1割ほど売り上げが増えている。
餃子照井飯坂店の佐藤吉則さんは「『美味しんぼ』は、
食に関することなので、わたしたちも敏感に対応しないと。
飯坂温泉は、観光客相手なので、深刻ですよね。風評被害が広まるのは」と話した。
客足を戻したい観光業界に、「美味しんぼ」騒動が突然、降って湧いた。

福島では『美味しんぼ』による風評被害の実害が出てきているようで居た堪れない気持ちになります。

表現の自由を抜きにしても美味しんぼと小学館の罪は重いのではないでしょうか。



05月14日(水)
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