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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■マスメディアは見世物小屋
「引き取りたい」という申し出が殺到。保健所で処分を待つ数多くの
犬の存在が指摘され、一気に下火へ
<デスクメモ> 緊張に満ちた社会になった。
個々人の憤怒はこけた人、弱い者に向けられる。
前者が「刺客」、後者が「いじめ」だ。言葉はナイフ。
刺されどころが悪いと死に至る。その集団リンチの典型が
「2ちゃんねる」だが、その毒が社会全般に広まっているのか。
毒を覆い隠す「美しさ」は百害あって一利なしだが。
(東京新聞 12月23日 )
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『人間消費社会』の典型はTVや活字メディアでしょう。
まず、部数や視聴率を稼げるなら、これでもかこれでもかと取り上げ、
部数や視聴率が落ちる、要は飽きられれば、その話題とオサラバして、
次の獲物を探し出すか、TV・活字メディアや会社と(例えばエイベックス)と
広告会社の共同でスターを作り上げて国民に提供する。
それ釣られて踊る大衆。今度は部数や視聴率のさらなるアップにメディアが、
踊らさせていた大衆に逆に寄り添う形になっているように、
メディアは大衆が一番望むことや喜びそうなことを提供したり追従するという
相互依存が発生し、それが飽きられれば次の獲物という繰り返し。
使い捨ての現象を作り出しているのは、
まずメディア(特にTV)が提供者であり、消費者は国民です。
提供する存在がない限り、消費者は飛びつきません。
先に消費者の間で話題になり、メディアがそれに飛びつくこともありますが、
どちらかといえば、それは稀です。
この記事で名前を挙げられている堀江被告や亀田にしても、
亀田は2ちゃんねるやブログでは、
初期の頃から批判している人のほうが多かったと思われます。
最初からタイ人買収八百長ボクサーだのなんだのと馬鹿にされていました。
しかし、メディアは「浪速の闘犬」だの「平成の辰吉」だのとべた褒めで、
否定的な意見はほとんど出てこずブームを作り上げていましたが、
8月の試合で、表に出てこなかった声が一気に噴出しました。
堀江被告は、球団買収に乗り出した頃から賛否両論で、
虚業で成り上がったとか拝金主義者と批判する声もあったのに、
TVメディアが、キャラクターとしては美味しい
堀江被告が出れば視聴率が取れるので、
勝手に「時代の寵児」と持て囃し、各社こぞってバラエティまで出して、
逮捕前までは異様に持ち上げていました。
ところが逮捕されたら持ち上げていたことに対しての反省もなしに、
むしろこちらも被害者というように、掌を返し徹底的に糾弾するので、
メディアは本当に節操がないと感じたものです。
人間消費社会なんて造語を作るのであれば、
この場合の使い捨てとされるのは、韓流スターやカーリング娘や
一発屋の歌手やお笑いタレントといった
一時にチヤホヤされる人物にこそ当てはまります。
これらは売り上げ欲しさによる作られた現象で単なる商業主義的なものであり、
堀江被告や亀田は最初からメディアとの相互依存ありきなので、
使い捨てという被害者のような立場ではありません。
>…本当に重要なできごとが報じられず、イベント的な情報が目くらましに利用されている。
そうした嘘を暴くのが、マスメディア本来の役目ではないでしょうか。
それを省みずして、イベント的な情報が世間一般に蔓延していると言うのならば、
公器たる新聞はまったく「無力」であり、
その存在意義すら既にない、と公言した様なもの。
教授の言葉を何も思わずに載せているのでは、
報道する新聞社として使命感が希薄して終わってしまっていると思います。
>「2ちゃんねる」は集団リンチの典型
これは否定できません。
2ちゃんねる以外も、爆発的に普及したブログなんかもそうですが、
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12月24日(日)
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