ID:45126
あんた何様?日記
by 名塚元哉
[35286697hit]
■「アルジェリア事件」犠牲者の氏名公表へ…政府
遺族の姪御さんらしき方が、朝日新聞の取材に対して、
約束を破られたと取材に対する憤りを次々に発信されて、
ついには朝日新聞社に抗議文を提出するまでに至っています。
アルジェリアのテロ犠牲者の、朝日新聞の実名報道に対する遺族関係者のツイートまとめ
これらの事例によってネット上で批判の声が高まっているのですが、
取材する側がそういった事実を棚に上げて、
これまでに起きた事件と同列にしてみたり、
実名報道の重要性だけで語っているのはちょっと違うと思うのですが、
ただ、メディアが言う犠牲者がどのような人物だったかを報道しないと、
事件の悲惨さが見えてこないという理由も理解でき、
亡くなられた方の名前やどんな人だったを伝えてもいいし、
遺族の声を聞くこと事態を否定はしません。
今回も優秀なエンジニアが亡くなったことや遺族の声に私も心痛めていますし。
しかし、遺族が氏名の公表を嫌がっているのであれば、
その意思を尊重してあげてほしいとは思います。
誘拐事件が起きた時から被害者のご家族の方々が公表を嫌がったのも、
報道によって好奇の目に晒されることや、
これまでの事件事故で被害者や遺族となった方々に対して、
メディアスクラムで押しかけたり、
時には被害者や遺族をバッシングするなど、
本当に酷い報道を目の当たりにしてきたことも理由にあると思います。
公表を嫌がったのはメディアの配慮しているのか疑問に思えるような、
これまでの報道のやり方が招いた結果ともいえるのですが、
しかし、伝える側がそのことを反省もしてないし理解もせず、
公表を控えても、独自に探し出して家に押しかけており、
1社が遺族の意志を無視した報道を開始したら、
他の社も追随して自宅に押し掛けたりして取材攻勢をしかけ、
けっきょくのところ遺族の気持ちは無視されて、
これまでの報道のやり方と変わらない結果を招いています。
遺族の気持ちが落ち着いて、
話してもいいという心境になってから取材に行くよりも、
ニュースバリューとして注目を集めている今じゃなきゃダメなんでしょうか。
この先、何らかの事件や事故が起きて、
その時の被害者や遺族が非公表を願い出ても、
その声は無視されて同じ事が繰り返されるのでしょうね。
関連リンク:
毎日新聞出身の佐々木俊尚さんのブログ
アルジェリア人質殺害事件とメディアスクラム
実名報道について(梶原健司) - BLOGOS(ブロゴス)

01月24日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る