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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■蓮池薫さんが語る北朝鮮に拉致されてからの苦難の日々。
本を読みながら、今も、こんな生活に虐げられている
まだ救出できていない拉致被害者の方々を思うと胸が痛みます。
蓮池さんは、拉致されてからしばらくの期間は、
日本へ戻ることを夢見ていたそうですが、
結婚して子供が出来ると、家族の生活を守ることだけに必死で、
夢よりも現実をと、日本への帰国も諦め、
隔離された中で人知れず生きて、誰にも知られず死んでいくしかないと、
覚悟をしていたそうです。
諦めて生活を続けていた24年目に、
思いがけず日本へ帰国することができ、
その後は、北朝鮮で生きていく上で覚えるしかなかったハングル語で、
翻訳家という仕事を選び、韓国の本を翻訳して出版する仕事に携わって、
すでに16冊の翻訳本を出版しています。
北朝鮮での党や国家から与えられる仕事ではなく、
自分の力で仕事が出来る喜び、
また、仕事は人生の夢を追い求めることの嬉しさや、
ありがたさを噛み締めたり、
目標を持ち、その実現のために努力する楽しみを実感して、
そして、それは奪われた24年間を取り戻す作業でもあるそうです。
日本へ帰国して、この自由な恩恵を感じれば感じるほど、
まだ帰国できないでいる拉致被害者のことに思いが募り、
一日も早い救出への気持ちが強まるのだそうです。
北朝鮮での自由もなく過酷な日々と、
日本へ帰国してからの、自分の意思で生活ができるありがたさ。
「人が犯す最も大きい罪は、人の全てを奪う殺人、
他人の自由を奪う拉致も殺人と同じぐらい罪が重い。」
これは、蓮池さんが翻訳した小説の作家が蓮池さんに語った言葉ですが、
蓮池さんの手記を読んで、
人間にとって自分の意思で自由に生きることが、もっとも大切であるからこそ、
北朝鮮に居る多くの自由を奪われたままの拉致被害者の帰国を一日も早くと、
より気持ちが強まりました。

07月04日(土)
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