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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■中国残留孤児訴訟判決後に思ったこと。
一昨日の1日、中国残留孤児兵庫訴訟の判決が出ました。
国家の支援が不十分だったゆえの訴訟であり、
極めて妥当な判決であったと思っています。
この判決後に当サイトの掲示板に寄せられた書き込みや
反・反日系(最近はこう言うらしい)のブログの
幾つかの論調を読んでいて違和感を持ちました。
その違和感についてまとめようと思っていたのですが、
いつも楽しみにしているブログ「sokの日記」さまが、
感じた違和感を簡潔に代弁してくださっていたので、
それに関しては発言をお任せしたいと思います。
「中国残留孤児訴訟、国に賠償命令…神戸地裁判決」
一部だけ抜粋しますが、
「連行・抑留」を「拉致」に、
「中国残留孤児」を「拉致被害者」に置き換えることで、
その根底にある思想が透けてみえる。
一部の反・反日系ブロガーやコメンターの主張は、
2004年5月22日の拉致被害者家族バッシングと同根である。
-----------------------------(引用終了)----------------------------
最後の指摘がそのものズバリで、
この先、新たに拉致被害者の方が帰国でき、
もし、その中の誰かが「国家の怠慢で救出が遅れた」と
日本政府を訴えた場合、反・反日系の一部の人々は態度を急変させ、
2004年5月22日の拉致被害者家族バッシングを起こしたように、
拉致被害者にまで噛み付くことは容易に想像できるので、
惨憺たる気持ちになります。
本来、人権救済や人道支援なるものは、
右派、左派のイデオロギーの垣根を越えたものであるべきなのですが、
どうも日本の場合は、右派、左派が別れ、協力し合うということがありません。
仮に、拉致被害者救済活動を、普段、人権や人道を声高に叫んでいる
社会党や共産党が率先して行っていれば、
左派系のメディアや市民団体が救出活動を支援していたことでしょう。
しかし、現実は左派が、拉致した相手が北朝鮮だからなのか、
他の理由もあるのかは知りませんが、支援の手を差し伸べることは、
まったくと言ってしまっても良いほどにありませんでした。
どちらかと言えば、左派の人々は拉致をでっち上げと否定していました。
その替わり、拉致被害者救出運動には右派系保守系の
市民団体が支援の手を差し伸べています。
要するに、一方が協力すれば、もう一方は協力しないという図式であり、
中国残留孤児支援活動と拉致被害者救出の支援活動は、
右派と左派の立場が違うだけで中身はほぼ同じです。
ただ、支援活動に協力する市民団体の中には、
別な目的があり、支援される側を利用している団体も少なからず存在します。
こういう市民団体が出てくるのも仕方のないことで、
支援を受ける当事者が気をつけておけば、
そういう団体に取り込まれることもないし、
また私たち一般人も、支援している市民団体を見ることより、
支援や救済を望む当事者だけを応援し協力の手を差し伸べればいいのです。
私は3年前に一度、拉致被害者家族会の集会に参加しましたが、
保守系のある市民団体が館内で無料で自分達の機関紙と
定期購読用紙を配っているのを目の当たりにし違和感を覚えました。
活動に市民団体の協力が不要だと言いたいのではありません。
確かに、その手の市民団体の支援も
家族会の活動にとっては大事なことではありますが、
救出活動に絡ませてのイデオロギー的なものの押し付けは、
まったくの別問題であり、
この団体は北朝鮮に拉致されている人の救出と、
自分達の思想を広め支持者を一人でも多く増やすのと、
どちらに重きをおいているのか疑問に感じました。
本来は、国家、政府がしっかりと地に足の着いた支援救済政策を行っていれば、
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12月03日(日)
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