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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■麻生大臣のバカ釣り日誌
 元吉本興業常務でフリープロデューサーの木村政雄さんの話 
強制撤去は当然だ。支援施設が用意され、そこで頑張る人もいるのに、
公共の場を不法占拠し、居住権を主張するなんてとんでもない。
弱者の排除には当たらない。ここまで放置してきた市のゆるさが問題。
これだけブルーテントが街中で見られる都市は他にない。
「景観は公の資産」であることに市は目を配るべきだ。

 野宿者問題に詳しい森田洋司・大阪樟蔭女子大教授(社会学)の話 
強制排除は問題の一断面に過ぎない。根底には野宿者に仕事がない現実がある。
景気が回復しても、野宿でハンディを負った人が、
一般の労働市場で自立するのは難しい。行政と個人が頑張るだけでは解決できない。
雇用の仕組みづくりを、産業界も一体となって考えなければいけない。


--------------------------(引用終了)-------------------------------

施設に入ることを拒否するホームレスさんの中には、施設は行政の一時的処置で、

実際に居られる期間が短いからという理由の人もいるでしょう。

施設に入っても半年〜1年後には追い出されてしまい、

再び公園に戻ってくるだけの話で問題の根本的な解決にはなりません。

また、このような騒動があると必ず出てくる、

こちらの公園が使用禁止になったから、

別の公園に移動させ住まわせ(不法占拠させる)ている支援者がいますが、

彼等のやっていることは支援ではありません。

移動した場所で同じような軋轢を生む可能性を作ってしまうだけで、

ホームレスさん達を再び苦しめる事にもつながりかねず、

ホームレスの自立支援とかけ離れており、偏見を増幅させてしまうだけです。

ホームレスさんの中には、この生活から逃れたいと思っている人も大勢います。

しかし、働くにも部屋を借りるにも健康保険を貰うにも住所が必要なわけです。

ですから、支援者が身元引受人になるとか、居候させてあげるとか、

支援者で資金を出し合いアパートを借りるとか、

働く場所を作る提供するといった支援があるのですが、

ホームレスがホームレスとして生活できるようにするだけの支援は、

善意ではなく偽善的であまりにも無責任すぎます。

昨日のニュースでも、ホームレスさんの一人が、

「施設はプライバシーがない」と言っていたのですが、

人通りの多い公園も同じようなものでしょう。

狭いとか、うるさいとか、自由がない、

プライバシーがないというのは建前上そう言っているだけで、

働くのが嫌、束縛されるのが嫌な

元来の怠け者がホームレスとなっていることもあります。

そういう人にとってのブルーシートのテントは、

たとえ汚い小屋であっても自分だけの自由な空間でお城なのです。

どんなにきれいな施設を用意されても、

行動が制約される他人の家には変わりないのですから。

大金を掛けて居住施設を建設しても、利用されずムダになってしまうのなら、

様々な考え方のホームレスさんの心理を逆手に取り、

同じ税金を使って、束縛なし&住所つきホームレス専用公園というの

作れば良かったのではないでしょうか。

まぁ、それで全てが解決するわけではありませんが。

オマケ:
私が賛同するホームレス自立支援運動の一つがこれです。
ビッグイシュー日本版(誰でも200円で参加できます。)

関連日記:
勝手に公園に住む人たち (江草 乗の言いたい放題さま)






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01月31日(火)
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