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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■生涯、紳士であり続けた日本人
つい最近『白州次郎占領を背負った男』という本が発売されました。
戦前、戦中、戦後の白洲氏の半生を通して、
今の憲法の成り立ちや講和条約、
日米安保に至るまでの詳細が克明に描かれています。
この本は、今までの白洲本よりも読み応えがあり、
読み終えて、改めて白洲次郎なる「男」の偉大さに気付くのでした。
この本ができるだけ沢山の人に読んでもらい、
白洲氏が築いた日本の経済歴史上の功績を多くの人に
知ってもらいたいと思い、白洲次郎氏のことを紹介しました。
白洲氏の功績を知れば知るほど、
現在の私利私欲の俗化した日本の政財界を代表する人達に暗澹たる思いがします。
晩年、白洲氏は雑誌のインタビューでこう述べています。
「今の政治家は交通巡査だ。目の前に来た車をさばいているだけだ。
それだけで警視総監にはなりたがる。政治家も財界のお偉方も志がない。
立場で手に入れただけの権力を自分の能力だと勘違いしている奴が多い。」
教育について、英文学者の中野好夫氏と対談した際には、
「日本人は大体話が詰まらんですよ。これは中野さんなんか大いに責任がある。
教育が悪いんですな。あなたが大学で講義をする、
それを生徒が筆記して丸暗記で試験へ行く、そしてその通りに書くと100点、
そんなバカなこと世の中にあるものですか。
自分で考えるという事を教えない。日本ぐらい自分でものを考える奴が
少ない国はありませんよ。
これは本質的に言うと、教師が自分で考える事をしない。
明治維新前まで、さむらいの子供にいちばんやかましくいった教育、
つまり物事の原則を考える事を教えない。」
30年ほど前にその時の日本を憂いての発言ですが、
その憂いは、今も全く変わっていないですね。
白洲次郎氏のような、
プリンシプル(理念)とデシプリン(規範)を
貫くような人物はもう現れないのでしょうか・・・。
この本を読んでカッコいい日本人が沢山出てくる事を願います。
関連リンク:
旧白洲邸 武相荘
白洲次郎 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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09月08日(木)
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