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M単★ランキン@馬券道場名人の日記
by ランキン
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■仕事の上限
今は、職場で求人をかけており、何故か私が面接をしているんですよ。
…というのも、うちの社長、良さそうな人が来るとすぐに
「明日から来れる?」
って言うもんですから、私が
「しゃちょ〜、それやるとモロに『ブラック企業』らしいですよ(笑)。嘘でもいいからキリッとした顔で『では、こちらで少し検討させてもらってまた採否をお伝えさせて頂きます』ってジラしたほうがいいですよ」
とか言ってたら、じゃあお前が採用担当やれってことになってしまった。
…また嵌められたぜ。
ただ、新しく入る人と実際に仕事する立場の私からしてみれば、自分が面接した人を、自分で採ると決めたなら、それなりに(その人に)愛着もわくだろうし、なんとかちゃんとやってくれよ…とか、大丈夫かな…とか、何かとその人に目も配るだろうし、向こうもそれなりにこっちの期待も感じるだろうから、いいんじゃないかな…。
後々私の素性がバレたら、なんであんなヤツが採用担当だったんだ?とかは思うだろうけど…(笑)。
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…で、求人かけたら、やはり不況なんで、好景気の時には見向きもされなかった、うちみたいな零細企業にもアッと言う間に10人くらい面接にまでなりました。
電話だけの人なら20人いましたかね…。去年までじゃ考えられん…。
面接してて気づいたことは、年配の方になるにつれて、話してくることが「仕事の内容(どこまで仕事すればいいか)」と「給料」の事に偏ってくるんですよね。
長い間、(ちょっと適当な言葉が見つからないのでこういう言い方をするけど)ルーチンワーク?みたいな仕事をしていたせいなのか分からないけど、40歳くらいからの人には、(実際にはこんな聞き方じゃないんですけど)「どこまで仕事やればいいの?」という視点から聞いてくる人が多い気がしました。
まあ、食っていくために働くんだから、お金の事は大事です。きっちり説明させてもらいました。
でも、「仕事として、何をどこまでやればいいか」ってのは、別に決まってるわけじゃないですよね…。大きい会社はそういうのまで決まってるんだろけど、零細企業にそんなものあるわけない。
ハッキリ言えば、会社にとっては「やればやるだけやってくれる人」「色んなアイデアを出してくる人」「自分で新規に仕事もらってきちゃうような人」がいいに決まってるわけです。
仕事ってのは「最低限ここまではやってね」ってのは決まってるけど、別に上限なんてないですよ。どれだけやってくれたって構わないです。
それが「仕事量」でも「独創的なアイデア」でも「営業力」でも構わない。
要するに、どんなカタチであれ、『会社に、より利益をもたらしてくれる人』なら、ほとんどの会社が大歓迎なんじゃないですか?中には「出る杭を打つ」ような会社もあるのかもしれないけど…。
何が出来るのかわからない人に初めから高い給料だす会社なんて、よほど体力のある会社でしょう。まあ、そういう会社は見切りをつけるのも早いんじゃないかな…と私は思いますが…。
でも、零細企業でも、「この人は手放したくないな…」という人には、その企業なりに誠意のある給料なり、先立つお金がなければ何かしらの待遇なり、大事にしてくれてるなと思える接し方をしてくるハズです。うちでもそうしてます。
決められたことをやる…というだけの人なら、変に(バブル景気とか)おいしい時期を知っている40歳以上の方より、体力的にも上で、思考的にも柔軟な若い方を採る…というのは仕方のないことではないでしょうか。
あと、面接に来られる方も、その会社で何をさせられるのか…なんて思うより、その会社で自分が何が出来るのか、どこまでやらせてくれるのかな…というようなつもりで来られた方がいいんじゃないかな…。
最初は面倒くさそうでしたが、面接して、いろんな方の人生を見てみるのもなかなか勉強になりますね。
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07月27日(月)
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