ID:44060
M単★ランキン@馬券道場名人の日記
by ランキン
[933329hit]

■2006年ドイツW杯 その4
■2006年ドイツW杯 その4

結果は2−1で悔しい悔しい負け。これで今度は日本が追い込まれた。

完全敵地らしい試合。しかし、序盤3〜4分の出足はむしろ日本が良かった。ルーズボールをよく拾ってリズムをつかみかける。

前半最大のチャンスは中田英選手から玉田選手へ完全にフリーのパス。しかし玉田選手は慎重にいきすぎたのか力無いシュートだかパスだかわからないようなボールをキーパーの正面に蹴ってしまった。

このプレーを境に徐々にイランが本来の屈強さを見せ始め、だんだんとルーズボールが取れなくなり、ヘディング争いではことごとく負ける。

イランの中心選手が何度かドリブルから良いシュートを放って肝を冷やす。それでもなんとか奮闘して無失点を続ける。

前半の失点は密集地帯からのコボレ球を豪快にボレーで決められる。

これは事故のような失点で守備陣を責められない。しかし、その前のプレーで、ダエイ選手・中澤選手の下敷きになってしまった中村選手が負傷してタンカで運び出された直後のプレーだっただけに、どこか集中しきれなかったようにも感じた。



高原選手と玉田選手はほとんど仕事が出来なかった。特に玉田選手は脚を滑らせてばかりで、持ち味のスピード突破の場面はゼロ。ワタシのストレスを溜めまくった。何度かコーナーキックに持ち込む最低限の仕事しか出来なかった。ちょっとガッカリ。

高原選手もあまり光らず。ヘディング争いでもほとんど負けてしまい、ボールキープもままならず。

図らずも、最強ディフェンダーFW鈴木を光らせてしまう結果となった気がする。特にこのような敵地でこそ鈴木が必要だったのかもしれない。

小野選手のミドルシュートくらいでほとんど崩せずに前半はこのまま終了。

後半開始直後も前半と似たようなジリジリと押されるような展開。どうにも糸口が見えない。玉田選手は相変わらず滑っている。イライラが募ってTVに怒鳴りまくる私。

いいところでフリーキック。中村選手のキックは悪くはなかったが、キーパーが反応。なかなかイイキーパーです。

さすがにジーコも動き。緊急招集の柳沢選手投入。その柳沢選手がいきなり中沢選手からのロングスルーに「滑ることなく」反応。シュートまで持ちこんだ。なぜ玉田選手があんなに滑っていたのかが不思議である。

記憶があいまいだが、スローインからのルーズボールをすばやく中村選手?か中田英?がややフワリとしたクロス。決して長身ではない柳沢選手ですが、すばやくボールの落下地点を読み、ポジショニングが良かったので柳沢選手が競り勝ちました。その頭に当たったボールが競った相手に当たって2人のスグ後ろにバウンドした。

そこに走りこんでいたのが福西選手。ボールは、ワンバウンドして彼の腰より高いところまで弾んでしまった。

(ちょっとボールの位置が高すぎる…蹴れない…)

一瞬そう思ったが、福西選手は軸足をしっかりと踏ん張り、バウンドの頂点の瞬間(一瞬だけボールが限りなく静止状態になる)を、見事に足の芯で捉えた。

イラン選手もほんのすぐそこまで脚が来ていたが、わずかに福西選手が触るのが早かった。ゴールキーパーの脇の下をかすめるようにボレーシュートが突き刺さった。

前半のイランのお返しをするかのようなゴール。ワンチャンスを見事に生かしました。柳沢選手の頑張りも評価すべきでしょう。

やった!同点。


ここからの10分がこの試合の最大のポイントだった。試合が大きく動き、ここで引き分けてしまっては予選が苦しくなるイランが前掛かりになる。

日本はもっと落ち着いて、そして脚を使ってスペースを使ってボール回しが出来ればよかったが相手のペースに合わせてしまった感じになる。

何度かピンチで、キーパーが抜かれる場面も…。加地選手がクリアしてセーフという危なすぎる場面の連続。落ち着いてマイボールでボールをまわしたいができない。

なんとか相手の攻撃を止めて、三浦淳選手がドリブル。これでマイボールでボールキープだ!と思う。


[5]続きを読む

03月25日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る